カテゴリ「第30期竜王戦七番勝負第5局」の記事 Feed

2017年12月 4日 (月)

指宿白水館 ※定員に達したため受付を締め切りました

日時

 12月5日(火) 10:00受付 11:00解説

会場

 薩摩伝承館 維新の間

料金

 大人:1,000円
 大学生:900円
 中・高校生:400円
 小学生:無料(保護者同伴)
 未就学児:不可
 ※料金はすべて税込となります。

解説

 佐藤和俊六段

聞き手

 山口恵梨子女流二段

チケットのご予約・お問い合わせ先

 薩摩伝承館 TEL:0993-23-0211

【スタッフブログ|指宿白水館 公式ホームページ | 鹿児島県 砂むし温泉】
http://www.hakusuikan.co.jp/blog/detail.php?logkey=1509869592

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東京・将棋会館

日時

 2017年12月5日(火)15時30分開場 16時開始

場所

 将棋会館2階研修室

入場料

 一般 2,000円
 支部会員・女性・学生・60歳以上・身障者 1,500円
 全席自由席(立ち見もできます)
 途中、次の一手の出題あり(正解者には呈賞)
 ※道場入場者は当日の手合カードを提示で500円割引
 ※次の一手出題後の入場は500円割引
 (割引サービスの併用はできません)
 ※解説会割引券を使用するとさらに200円割引
 ※サイン会はございません

解説

 田村康介七段、梶浦宏孝四段

問い合わせ先

 日本将棋連盟 道場 TEL:03-3408-6167

Tokyo


関西将棋会館

日時

 12月5日(火) 17時~終局まで(受付16時半より2階にて)

会場

 2階道場奥

入場料

 一般1,500円ほか、道場入場済みの方500円引き

解説

 久保利明王将

聞き手

 北村桂香女流初段

Osaka


新橋西口SL広場

日時

 12月5日(火)18時開始

場所

 新橋西口SL広場前

料金

 無料

出演

 鈴木大介九段、藤森奈津子女流四段、藤森哲也五段

問い合わせ

 新橋商事株式会社 メディア事業部 TEL:03-3503-7339

【新橋商事株式会社 イベント事業】
http://www.faro.co.jp/business/event/171001_ryuo.html

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第5局、ここまでの進行について佐藤和六段に聞きました。戦型は角換わり。佐藤和六段は「直近のA級でも指されていて、渡辺竜王が変化するかと思っていたので意外でした」と話します。

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「ただ、お互いに細かい工夫をしたことで、新しい将棋になりました。羽生棋聖の▲5六銀(19手目)は、早繰り銀を牽制した動きだったのかもしれません」(佐藤和六段)

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「△3一玉(34手目)と引いた手は、少し珍しいと感じます。最近は4二玉型で攻撃的な態勢を整えるイメージがありましたから。このあたりが渡辺竜王の工夫だったのではないでしょうか」(佐藤和六段)

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羽生棋聖が▲4五銀(37手目)とぶつけて戦いが起こりました。
「▲4五銀は部分的にはいくらでもありそうですが、△5五銀と出られてしまうので、先手としては成否がわかりづらいところがあります。羽生棋聖の用意だったのか、長考でぶつけると考えていたのか。いずれにせよ、決断の一手でした。結果として先手が攻勢を取れたので、主張は通ったかなと思います」(佐藤和六段)

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「封じ手ですが、▲4六飛△同銀▲3四銀は先手がやれそうな気がします。後手は1手で引き締まることができない格好ですから。そこで渡辺竜王がどうまとめるのか、という点に注目です。羽生棋聖の攻めに対して、渡辺竜王がいなしていくのか、それとも早い段階で攻め合いに出るのか。2日目は早くから激しい展開が予想されます」(佐藤和六段)

羽生棋聖が封じ手を記入する間、渡辺竜王は険しい表情で待っていました。羽生棋聖は対局室に戻ると、封筒を渡辺竜王に差し出します。渡辺竜王が封筒に署名を入れて返し、羽生棋聖が青野九段に封筒を預けて1日目が終了しました。

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薩摩半島の南端には開聞岳(かいもんだけ)がそびえ、その美しさから「薩摩富士」と呼ばれます。日本百名山のひとつ。なめらかな円錐形に見えますが、最初の火山が陥没したあとに新しい火山が噴出して新旧の火山が接合した二重火山。開聞岳は枚聞(ひらきき)神社の御神体で、昔は「ひらききだけ」と呼ばれていましたが、錦江湾の海門にあたることから、いつしか「かいもんだけ」と呼ばれるようになったといいます。

池田湖に行った帰り、井上九段とJR日本最南端の駅である西大山駅に立ち寄りました。駅のホームからは、開聞岳の威容を線路とともに望むことができます。

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指宿(いぶすき)は難読地名のひとつ。前夜祭では、羽生棋聖が「子どものころに地図を見ていて、読み方の難しい地名のひとつが指宿」と触れていました。地名の由来は、湯が豊かな宿という意味の「湯富宿(ゆぶしゅく)」から転じたといわれます。また、かつて天智天皇が「近くに宿がある」と指差したことから指宿と呼ばれるようになった、という説もあります。

池田湖は、指宿市の西方に位置する直径約3.5キロメートルのカルデラ湖。九州最大の湖です。湖中には、陥没後に生じた水面下約40メートルのところに頂点を持つ湖底火山丘があり、世界でも珍しいものになっています。市の天然記念物に指定されている大うなぎが生息し、謎の巨大水棲生物「イッシー」の目撃情報も。湖畔は四季折々の花で彩られますが、現在は1月に見ごろを迎える菜の花が咲く前で、緑色の葉が一面に広がっていました。

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井上慶太九段と指宿の観光名所を巡りました。最初に向かったのは唐船峡。かつて唐の船が出入りしていたことから命名された場所で、清涼な水を利用したそうめん流しは夏の風物詩として親しまれています。リーフレットによると、昭和37年6月、川上の湧水を利用した竹樋での流しそうめんが始まりました。昭和45年には、回転式そうめん流し器の意匠登録がなされて、全国第1号のそうめん流し発祥の地になったとのことです。

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青野九段と飯島七段が継ぎ盤を挟んでいます。当初は羽生棋聖の仕掛けに驚きの声をあげていましたが、検討が進むにつれて有力な攻め筋との評価に変わりつつあるようです。新定跡が誕生するのか、大いに注目を集めています。

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