カテゴリ「第30期竜王戦七番勝負第3局」の記事 Feed

2017年11月 4日 (土)

10時を回り、対局者におやつが運ばれました。羽生棋聖は「リンツァートルテ」と「コーヒー」、渡辺竜王は「カーディナル シュニッテン」と「コーヒー」です。

Img_9919 「リンツァートルテ」(木の実入りのケーキ・群馬会館食堂)

Img_9922 「カーディナル シュニッテン」(軽いコーヒークリームのケーキ・ジーフェイスカフェ)

Img_9936 撮影用のおやつは控室の棋士たちに。「3人だから、3つに切り分けよう」と藤井九段が奮闘中。

Img_9881 駒を並べ終え、対局の準備が整った。

Img_9894 定刻の9時に対局が開始された。

Img_9901 羽生棋聖の初手は▲7六歩。

Img_9906 渡辺竜王は△8四歩と応じた。

7図は9時30分頃の局面。
羽生棋聖は3手目に意表を突く▲5六歩から中飛車に構えています。

2017年11月 3日 (金)

第3局は現地と関西将棋会館で大盤解説会が開催されます。

【現地大盤解説】※事前申し込み制で締め切りました
日 時:11月5日(日)10時受付、10時半開始~終局まで
会場:臨江閣別館 2階大広間(前橋市大手町3-15-3)
入場料:1,000円(当日受付)※未就学児不可
解説:千葉幸生六段 聞き手:岩根忍女流三段
http://www.city.maebashi.gunma.jp/kurashi/230/263/266/p018157.html


【関西将棋会館大盤解説会】
日時 :11月5日(日)17時開始
入場料:一般1500円、道場入場者1000円(各種割引あり)
出演 :福崎文吾九段、山口絵美菜女流1級
問合せ:関西将棋会館2階道場  TEL 06-6451-0220

各社で放送される第3局のライブ中継情報です。

【将棋プレミアム】(要会員登録・有料)
第30期竜王戦七番勝負第3局 1日目
11月4日(土)8時50分配信開始
※1日目の解説はありません。
第30期竜王戦七番勝負第3局 2日目
11月5日(日)8時45分配信開始
解説:深浦康市九段 聞き手:塚田恵梨花女流1級

【ニコニコ生放送】(要会員登録)
第30期竜王戦七番勝負第3局 初日
11月4日(土)8時50分開場
解説:所司和晴七段 聞き手:山田久美女流四段
第30期竜王戦七番勝負第3局 二日目
11月5日(日)8時50分開場~感想戦終了まで
解説:中村修九段 聞き手:中村真梨花女流三段

【AbemaTV】将棋チャンネル
第30期竜王戦七番勝負第3局 1日目
11月4日(土)8時30分~19時
解説:中川大輔八段、永瀬拓矢六段 聞き手:上田初美女流三段、貞升南女流初段
第30期竜王戦七番勝負第3局 2日目
11月5日(日)8時30分~26時
解説:高見泰地五段、佐々木大地四段 聞き手:山田久美女流四段、竹部さゆり女流三段

Img_9770

Img_9778

Img_9781

Img_9773_2 【祝辞】桑野光正・株式会社ヤマダ電機代表取締役兼代表執行役員COO
「このたびは前橋市において竜王戦第3局、ならびに各関連イベントが盛大に開催されますことを心よりおよろこび申し上げます。竜王戦は、将棋界最高峰のタイトルとして、伝統と格式のある棋戦とうがかっております。また、今期は渡辺竜王と羽生棋聖がタイトルを争うとあって、名実ともに最高峰の対局が繰り広げられるものと存じます。私どもヤマダ電機も、将棋とは大変深いご縁がございます。弊社が社会貢献活動の一環として特別協賛を務める「上州将棋祭り」は、来春で8回目の開催を迎えます。また、同じく特別協賛となる「上州YAMADAチャレンジ杯」と「女子将棋YAMADAチャレンジ杯」も、この夏に3期目(前者は2期目)の開催を終えました。近年は若手棋士の台頭が著しく、話題も豊富で、大変な活況を呈しているとうかがっております。将棋界を応援する一企業として、弊社としても喜ばしく、また誇らしく感じている次第でございます。このような折に、このたび臨江閣で開催される『竜王戦記念こども将棋大会』のスポンサーを務めさせていただくことができ、大変光栄でございます。明日からの一連のイベントを通じて、将棋文化の裾野がよりいっそう広がっていくことを期待しております。関係各位の多大なるご尽力にあらためて敬意を表しますとともに、将棋文化とご参会の皆さまのますますのご発展、ご健勝をご祈念申し上げまして、お祝いの言葉とさせていただきます」

Img_9789 【中締め】藤井猛九段・立会人
「私事で恐縮ですが、18年前に伊香保でタイトル戦(※)を指させていただきました。当時以来、久しぶりに群馬で竜王戦が開催されるということで、私も楽しみにしてまいりました。熱戦を期待しております。明日は子ども大会、明後日は大盤解説会もあります。皆さまに楽しんでいただければと思います」
※第12期竜王戦七番勝負第2局、▲藤井猛竜王-△鈴木大介六段戦は「伊香保温泉・福一旅館」で指された。結果は119手で藤井竜王の勝ち。シリーズの最終結果は4勝1敗で藤井竜王の防衛。(段位と肩書は当時)

(書き起こし=牛蒡)

18時から、関係者による夕食会が開催されました。

Img_9711【歓迎の挨拶】山本龍・前橋市長
「前橋市は今年で市制125周年となります。その記念すべき年に、先人たちが残した臨江閣をきれいに整えたい、子どもたちに何か思い出を残してあげたい、と思っていたところでございます。(今回の竜王戦開催により)まさに素晴らしい思い出を子どもたちがつくれることになりました。関係者の皆さまには心からお礼を申し上げます。私も明日の対局を楽しみにしております」

Img_9723 【主催者挨拶】春日貴光・読売新聞社東京本社前橋支局長
「県内の竜王戦開催は第12期以来、18年ぶり2度目ということで、この機会に立ち会えたことに感激しております。対局会場となる臨江閣は、明治を代表する近代和風の木造建築であります。昨年3月から耐震改修工事などを始め、今年の夏に終了、9月から一般公開が始まりました。本館は県の、別館は市の重要文化財になっております。前橋市の方々や日本将棋連盟群馬県支部連合会の皆さまのご尽力で、素晴らしい環境を提供していただきました。心から感謝申し上げます。18年前の竜王戦は、本局の立会を務める藤井猛九段が、竜王連覇を懸けて臨んだシリーズでした。今回の竜王戦が、将棋どころ群馬をさらに盛り上げてくれることに期待しております。将棋界最高のタイトルを獲るのはどちらか。最高の戦いを楽しみにしております」

Img_9725 【主催者挨拶】佐藤康光・日本将棋連盟会長
「渡辺竜王は3連覇、羽生棋聖は永世竜王・永世七冠が懸かる、注目の七番勝負となりました。対局場の臨江閣は、大変由緒ある建物とうかがっております。私も先ほど検分で見てまいりました。将棋の対局を行うにふさわしい、素晴らしい場所をご提供いただきまして、心から感謝申し上げます。第3局はファンの皆さまも一段と注目されていることでしょう。対局者のおふたりには名局を作っていただきたいと思います」

Img_9750 【乾杯の音頭】塩崎政江・前橋市教育長
「臨江閣は9月にリニューアルオープンいたしました。竜王戦第3局はその記念になります。本当にうれしく思います。群馬県では今年、地元の中学生がジュニアの日本一(※)になりました。さらに今回の竜王戦開催ということで、子どもたちも将棋に関心を持ち始めていまして、明日からの対局もとても楽しみにしております」
※群馬県前橋市立東中学校3年、近藤圭さんが第42回中学生将棋名人戦で優勝。

Img_9755

(書き起こし=牛蒡)

Img_9671 16時頃、対局場の臨江閣に到着。

Img_9669 とても立派な建物を前にして、羽生棋聖が見上げていた。

Img_9681 到着後、速やかに盤駒の検分が行われた。

Img_9685 盤・駒は将棋連盟から持ち込まれた実績のあるもので問題なし。

Img_9695

Img_9700 西日の具合いや封じ手部屋などが確認されて、検分は5分ほどで終了した。

このあと18時から、関係者の夕食会が行われます。ブログでは夕食会冒頭の模様や、お料理などを少々紹介する予定です。

Img_9649 関係者一行は14時過ぎの北陸新幹線で前橋に向かった。

Img_9656 渡辺明竜王。

Img_9643 挑戦者・羽生善治棋聖。

Img_9639 大盤解説担当の千葉幸生六段(左)と立会人の藤井猛九段(右)。

Img_9659 阿久津主税八段は藤井九段とともに立会人、兼任で新聞解説も務める。

Img_9628記録係を務める西田拓也四段。

Img_9666 高崎駅でバスに乗り換えて前橋・臨江閣に向かう。