第28期竜王戦七番勝負日程
第1局 10月15・16日(木・金) 富山県黒部市「宇奈月国際ホテル」
第2局 10月29・30日(木・金) 北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」
第3局 11月5・6日(木・金) 和歌山県伊都郡「別格本山 總持院」
第4局 11月19・20日(木・金) 福島県福島市「吉川屋」
第5局 12月2・3日(水・木) 山梨県甲府市「常磐ホテル」
第6局 12月9・10日(水・木) 山形県天童市「ほほえみの宿 滝の湯」
第7局 12月23・24日(水・木) 新潟県南魚沼市「龍言」
本日はご観戦ありがとうございました。
七番勝負もお楽しみに。
(感想戦は22時47分に終了した)
(竜王9連覇の実績を持つ渡辺棋王が竜王戦七番勝負の舞台に戻ってきた)
(敗れた永瀬六段)
―― 本局は結果的に完勝ということでしょうか。
渡辺 夕食休憩ぐらいのところは分からないですが、夜戦に入ってちょっとよくなったかなと。
―― これで挑戦権ですが、2年ぶりの竜王戦の舞台です。七番勝負に向けて現段階でどのような抱負がありますか。
渡辺 思い入れがあるタイトル戦なので、案外早く戻ることができて嬉しいですが、ただここからまた。
―― 気を引き締めてというところでしょうか。
渡辺 思い入れがあるタイトルなので、また戻りたいなという気持ちが強いです。
第28期竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局は、22時13分、121手で渡辺棋王の勝ちとなりました。消費時間は▲渡辺棋王4時間30分、△永瀬六段4時間58分。勝った渡辺棋王は2勝1敗とし、糸谷哲郎竜王への挑戦権を獲得しました。七番勝負第1局は10月15・16日(木・金)に富山県黒部市「宇奈月国際ホテル」で行われます。
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図は先手の渡辺棋王が▲3六桂と打った局面。▲4二歩と飛車の頭をたたく手も考えられたが渡辺棋王の手は桂をつかんだ。▲3六桂を見た広瀬八段は「勝ちにいった手ですね」と話す。△5七と▲同金に△4八飛成と飛車を成らせる順もあるだけに決めに出たと手といってもよさそうだ。
図は先手の渡辺棋王が▲9一角成と香を取った局面。先手はこれで香得になり、自玉も堅く2筋で歩もぶつかっている。控室では先手がリードを広げていると見られている。香を取ったことで△9五香と走る勝負手もなくなっている。
(渡辺棋王はあぐらで、ときおり扇子を小さく開き考える。このまま優勢を維持し挑戦権をつかむことができるか)
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△3九飛に対して▲6七銀と引いた局面。後手側に座る広瀬八段は「指す手がない」とつぶやく。後手から迫っていく手段がないようだ。記者の「先手優勢ですか」の問いに「優勢ですね」とすぐさま返してくれた。後手は歩切れで小技が利かない。