羽生善治名人と糸谷哲郎六段による挑戦者決定三番勝負は下記日程で行われる予定。先に2勝した者が森内俊之竜王と七番勝負を戦う。
第1局 8月15日(金) 関西将棋会館
第2局 9月2日(火) 東京・将棋会館
第3局 9月8日(月) 東京・将棋会館
▲糸谷-△行方戦は21時3分、107手で糸谷六段が勝ちました。消費時間は▲糸谷3時間49分、△行方4時間42分(持ち時間、各5時間)。挑戦者決定三番勝負は羽生名人-糸谷六段のカードになりました。
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▲羽生-△郷田戦は20時21分、71手で羽生名人の勝ちとなりました。消費時間は▲羽生3時間25分、△郷田4時間37分。勝った羽生名人が挑戦者決定戦進出を決め、▲糸谷-△行方戦の勝者と対戦します。
]]>△8七歩に▲7七玉と逃げた局面。東京の控室は△8八銀▲8七玉△8九銀不成で先手自信がないと話されている。一方、関西の棋士室では同じ変化で先手よしの判断。微差とみるべきなのだろうか。実際の対局者の判断が気になるところだ。
]]>郷田九段は夕休明けから△5五同飛▲4六歩△7四歩(図)と進めた。対して先手には2つの有力な変化がある。まず(1)▲4七馬。以下△5六角▲4八銀で馬を消す代わりに4五銀取りを残す順。もうひとつは(2)▲8三馬。以下△5六角▲4五歩△8三角▲4四歩△同金▲4六銀△5一飛▲3七桂(参考図)は角と銀桂の2枚換えにして、右側の銀桂を活用する順。検討陣は(1)▲4七馬がよいかと話していたが、羽生名人の選択は(2)▲8三馬だった。
追記:羽生名人は▲8三馬△5六角に▲6一馬と変化した。後手は5六角と4五銀の駒取りが残っている。
(18時過ぎ、検討を行う関西棋士室)
(竹内雄悟四段は壁際で検討を眺めていた)
(星野良生四段)
(稲葉陽七段)
(豊島将之七段。王座戦の挑戦者に決まったばかりだ)
(潤)
]]>関西中継記者の潤です。ここで少しばかり関西棋士室の模様をお伝えしたいと思います。図は▲糸谷-△行方戦の76手目の夕食休憩時の局面ですが、ここから▲8六同歩△8七歩▲同金△8五歩▲同歩△9三桂▲1二歩成△同銀▲1三歩△同銀▲1四歩△同銀▲1三歩△同玉▲3五角△2四歩▲5三角成△8五桂▲3一馬△2三玉▲8六銀(下図)で先手よしが継ぎ盤で並んでいました。
本譜は糸谷六段が76手目(上図)から▲8六同銀と応じました。
(潤)
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