カテゴリ「第26期竜王戦決勝トーナメント」の記事 Feed

2013年8月 9日 (金)

昼食休憩の前後から、局面が徐々にほぐれだす。Gs29

上図▲8八玉に△3五歩と突き▲同歩△同銀▲7七角と打ち昼食休憩に入った。13時30分、△4四角▲3八飛△3二飛まで進んでいる。

Gs36

飛車角がにらみ合っている局面。このままにらみ合ったまま進むこともありそうだが、例えば▲4四角△同銀▲3二飛成△同金となれば飛車角総交換、一気に終盤になるかもしれない。

まずは現局面で手番を握る郷田九段がどのような構想を取るか。

Gs33

この局面で佐藤九段が20分使って昼食休憩に入った。消費時間は▲郷田九段41分、△佐藤九段1時間13分。昼食の注文は郷田九段がちらし寿司・並(千寿司)、佐藤九段は注文なし。対局再開は13時。

佐藤九段、郷田九段の対戦は1990年6月26日の初対局から51局あり、佐藤九段の27勝、郷田九段の24勝。順位戦は共にA級に所属していて、次の三回戦でも佐藤九段-郷田九段戦が待っている。

竜王戦では佐藤九段は1組以上が21期、93年、第6期で竜王位を獲得。郷田九段は1組在籍14期。直接対決は1組の出場者決定戦で4回あり、佐藤九段の3勝1敗。決勝トーナメントでは初めて。

今期の竜王戦では佐藤九段が1組優勝で決勝トーナメントはこの対局から、郷田九段が1組4位で8月6日(火)に山崎隆之八段との対局に勝ち準決勝進出となった。

51

52

振り駒は佐藤康光九段九段の振り先で「と」が4枚。郷田九段の先手となった。

記録係は高野智史二段(19歳、木村一基八段門下)。

21

22

(対局開始直後の郷田九段、佐藤九段)

23

24

(対局開始前の両者)

本日、8月9日(金)は第26期竜王戦決勝トーナメント準決勝、佐藤康光九段-郷田真隆九段戦をお送りいたします。対局は東京・将棋会館「特別対局室」にて、10時開始です。持ち時間は各5時間。先後は振り駒で決定します。

Sato_2

(佐藤康光九段)

Gouda_2

(郷田真隆九段)

すでに森内俊之名人が決勝に進んでおり、この対局の勝者と挑戦者決定三番勝負が行われます。

本日の竜王戦の中継は棋譜入力・コメントを文が、ブログを独楽が担当いたします。よろしくお願いいたします。

2013年8月 6日 (火)