カテゴリ「第26期竜王戦七番勝負第2局」の記事 Feed

2013年10月29日 (火)

第3局は福岡県筑紫野市で対局

第1局、第2局と同じ戦型の先後両方を持って森内名人が連勝。竜王位奪還へ向け大きく前進した。渡辺竜王は苦しい立ち上がり。次局以降の巻き返しに期待がかかる。第3局は11月7・8日(木・金)、福岡県筑紫野市「二日市温泉 大丸別荘」で行われる。

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終局直後

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■森内俊之名人
―― かなり際どい攻めを受けて立ちましたが、受けきれるという感じだったのでしょうか。
森内 先手玉の端歩が突いてなかったので、飛車交換になればと思っていたんですけれど。
―― 手応えをつかんだ局面は。
森内 △6九銀と打ったところで手応えを感じました。
―― 作戦についてですが、今回の急戦は予定の行動でしたか。
森内 そうですね、はい。
―― 2連勝という幸先のいいスタートになりましたが、次局以降に向けて。
森内 はい、がんばりたいと思います。

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■渡辺明竜王
―― 際どい攻防だったと思いますが、振り返られていかがでしたか。
渡辺 そうですね……△1四同飛をうっかりしてしまって。ちょっとお粗末でした。
―― ということは、飛車交換になって苦しくなったと。
渡辺 うーん……思っていたよりは攻めがあるかな、という感じでしたけど、でもやっぱり△3三銀があるので。
―― 序盤、中盤は作戦的にはいかがでしたか。
渡辺 一局の分かれだと思いますけどね。あんまり成功したという感じではなかったですかね。
―― 連敗スタートになりましたが。
渡辺 巻き返せるようにがんばりたいと思います。

森内が勝って2連勝

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第26期竜王戦第2局は、102手まで森内俊之名人の勝ちとなりました。
終局は17時48分。消費時間は▲渡辺7時間28分、△森内7時間26分。
七番勝負は森内名人の2連勝となりました。

受けが難しい形

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渡辺竜王が▲8四角と攻防手を出すと、森内名人は△7三香(図)で受けた。次に△7五歩で角の利きを遮る手があるため、先手は忙しい。1筋の竜の利きが厳しく、先手は受けが難しい状況だ。控室では中川八段と中座七段が継ぎ盤を挟んでいるが、後手側を持つ中座七段は苦しい表情を見せている。

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厳しい攻めが入る

森内名人の攻めが厳しく、先手の受けが難しいと言われ始めている。控室では中座七段と石田四段、北海道出身の二人が検討中。

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手抜いて急所に銀

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森内名人は銀取りを手抜いて△6九銀(図)と先手玉に迫った。大盤解説会では中川八段がはっとした顔になる。「銀を打ちましたか。……ということは、読み切ったんでしょうか。読み切ったんでしょうね」と中川八段。▲6四歩には攻め合いで勝てるという判断だ。

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逃げるか、それとも

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渡辺竜王は▲6五歩(図)と打って銀に働きかけた。△5三銀は▲3五角が両取りになるので△7三銀が自然に見えるが、そこで再び先手に手番が来る。控室では銀を逃げずに△1八竜▲6四歩△6九銀(△4八竜は▲6六角でダメ)とガツガツ攻める順も調べられている。「これは意外と厳しい攻めでね」と中川八段はいう。

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どう攻めをつなぐか

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森内名人は△1八飛(図)と攻防に利く位置に飛車を打った。攻め駒の少ない先手はどう攻めをつなげていくか難しいところ。大盤解説会では、森下九段が「△1八飛は森内名人が踏み込んだ一着ですね。渡辺竜王相手に安全勝ちはないと判断したのでしょう。先手の攻めは細いんですけど、渡辺竜王はこうした攻めをつなぐ展開は得意ですからね」と解説していた。

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(空が灰色の雲に覆われ、ぽつぽつと雨が降り出した)

2日目午後のおやつ

15時、対局室におやつが運ばれた。渡辺竜王の注文はかぼちゃのプリン、コーヒー。森内名人は飲み物のみでオレンジジュースを注文した。

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過激に

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渡辺竜王は▲1三香成(図)とさらに過激に攻め込んだ。攻めている間はいいが、息が切れると反撃が来る。先手玉は手がつくと速い。控室では不安と見られていただけに、渡辺竜王がどのような組み立てを用意しているのか気になるところだ。

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