カテゴリ「第25期竜王戦挑決第2局」の記事 Feed

2012年9月 6日 (木)

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この局面で丸山九段が22分考えて夕食休憩に入った。ここまでの消費時間は▲山崎3時間21分、△丸山3時間26分。夕食の注文は丸山九段がチキングリルAセット(イレブン)・野菜サラダ(イレブン)・ミネラルウォーター500ml2本・烏龍茶500ml1本・無糖缶珈琲1本、山崎七段の注文はありませんでした。対局は19時に再開します。


(虹)

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(畠山鎮七段の差し入れの焼き菓子。「このお店のお菓子は何でも美味しいんですよ!」と絶賛だ)

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(会館の4階に設けられた検討室で継ぎ盤に面する畠山鎮七段。本日は終局まで見守るとのことだ)

(虹)

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図は17時過ぎの局面。棋士室のモニター前では豊島将之七段、稲葉陽六段、菅井竜也五段が口頭での検討を行っています。先手を持って指してみたいと言われています。


 

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(左:豊島七段 中:稲葉六段 右:菅井五段)

(虹)

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(山崎七段の手元。サイズの大きなティッシュ箱が置かれている)

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(丸山九段の手元。トレードマークの大振りの扇子だ。また撮影後に改めて見ると、ミネラルウォーターのペットボトルの数が増えていた)

(虹)

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16時25分頃の局面。棋士室では「本局は意表を突かれる手が多い」と言われていますが、この△4四飛も3三の角筋を止めており見えにくい一着のようです。先手は▲5八飛~▲5五歩と中央から攻める筋がありそうでしたが、ここで△4七飛成を防ぐために▲5八金や▲5八玉と受けると5筋の攻め形が築けません。


(虹)

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山崎七段が9筋の端攻めを受け、その流れで左辺から盛り上がって9四の飛車を圧迫しています。と同時に2筋の攻めも見据えており、丸山九段は△2四歩~△2三銀と銀冠を組んで受けに回っています。


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(朝の丸山九段)

(虹)

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丸山九段が9筋の端攻めに出ています。妥協をするなら▲9六歩△同飛▲8七金△9四飛▲9六歩だと棋士室では言われています。「山崎先生の棋風としてはここで▲8七金と突っ張る手を考えているはずです」と予想するのは斎藤慎太郎四段。ただし▲8七金以下は△9六歩▲8五桂に△9七香と無理やりこじ開ける手が平藤眞吾七段指摘の後続手で、その展開は後手指せるようです。


 

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(左:平藤七段 右:斎藤四段)

(虹)

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山崎七段は2手前に開いたばかりの角筋を閉じました。△6六同角は▲同角△同飛▲5五角が飛車香両取りになるため、△9五飛などの飛車を逃がす手が予想されます。▲6六歩までの消費時間は、▲山崎1時間26分、△丸山58分。


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(朝の山崎七段)

(虹)