西條耕一記者による詳細な観戦記は読売新聞紙上にて10月下旬掲載予定です。ぜひお楽しみにお待ち下さい。
スーツに着替えた渡辺竜王が控え室へ。報道陣に依頼され自戦解説。
第2局は10月25、26日(火、水)に、大阪府吹田市「ホテル阪急エキスポパーク」で行われます。第2局も読売新聞紙上・本サイトにてお楽しみ下さい。ご観戦ありがとうございました。
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「本局は一手損角換わりのよくある序盤戦でしたが、32手目△4五銀右から、局面が大きく動きました」
「37手目からの▲4六歩△同銀▲6四角の構想が良かったと思います」
「52手目△8五歩(1日目の封じ手の局面)から、丸山九段が迫力のある反撃に出ましたが、渡辺竜王が的確に受け止めました」
「投了図の▲8六桂は攻防兼備の好手です。丸山九段は攻めが止まり、勝ち目がないと判断して投了しました」
「早い展開から、短手数、短時間であっさりと勝負が付きましたが、これは展開によるもの。丸山九段の2局目以降に悪影響が出ることはないと思います。シリーズは始まったばかりなので、今後も手に汗握る展開となるでしょう。つたない解説にお付き合いいただきましてありがとうございました」
突然の終局に報道陣も慌ててなだれ込む。
終局直後の対局室。
8連覇へ向けて好スタートを決めた渡辺竜王。
「何かハッキリしない将棋でした。▲6四角(39手目)と打って少し受けにくいのではないかと。ただ局面がハッキリしたのは2日目に入ってからです。少しは良いと思っていました」(渡辺竜王)
「△4五銀右(32手目)と行った手がもしかすると悪手かもしれません。本譜も5五(33手目▲5五歩)を突かれたときに△6五歩ではなく△3九角が利くかどうか。▲6四角(39手目)を打たれてからは苦しいですね」(丸山九段)
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]]>71手でまで渡辺竜王が先勝を決めた。終局は14日14時14分。消費時間は▲渡辺4時間35分△丸山6時間58分。
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]]>対局室へ戻った丸山九段。まずはグラスに水を注ぐ。
大きな扇子を手に丸山九段は考え込む。
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]]>先手から見た昼食休憩までの局面。
13時27分に入室した渡辺竜王は棋譜を手に取って確認。
渡辺竜王が手にしているのは「敢然」と揮毫した竜王位扇子。
局面は佳境を迎えている。渡辺竜王の視線も鋭い。
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12時30分となり△6九角の局面で昼食休憩となった。昼食休憩までの消費時間は▲渡辺4時間27分△丸山6時間24分。対局再開は13時30分より。
渡辺竜王が注文した鳥うどん(温)。
丸山九段の注文は和食弁当、白米とみそ汁もつく。フルーツはマンゴー。
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]]>12時15分頃の局面。速いテンポで指し手が進む。△6九角には△8七飛成を防いで▲7八金と打つのではと控え室。もはやのっぴきならない展開だ。
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「△7七同角成▲同金△8五桂▲7八金が予想される進行。そこで△7七銀と△6九銀(A図)が考えられそうです。△7七銀は、▲同金△同桂成▲同玉△6九角(詰めろ金取り)▲7八金△5八角成▲6四角△8三飛▲4六角△7五歩でどうでしょうか。簡単ではなさそうです。△6九銀の変化は、①▲6八金右と②▲6四角があります。▲6八金右△7八銀成▲同金△5七銀成(△7七金以下の詰めろ)▲5五角(B図)。そこで△5六成銀は▲8二角成ならば△7七銀以下詰み。
野月七段の【twitter解説】より
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