カテゴリ「第23期竜王戦七番勝負第5局」の記事 Feed

2010年12月 2日 (木)

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▲7七桂は次に▲6五桂の活用を見せた巧みな一手。この終盤でこの落ち着いた活用、控室からはため息がもれた。△6四歩などではひどい利かされだ。
しかし、▲7七桂に対する△4五歩も恐るべき強手。やるならやってこいと胸を張り、どっちが強いか決着をつけようとしている。

(烏)

Ryuou20101201117 この手を指す直前に渡辺は残り10分を告げられた。18時53分、羽生は次の手を考慮中に残り10分に。「5分から……んー?ああ、50秒だけ読んでください」と羽生。控室はもうどちらが有利と、おいそれとは言えない雰囲気になっている。

(烏)

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控室では98手目から▲7二金で受けなしと見られていたが、そこから△4四金▲2四飛△3五飛(参考図)で事件発生。現在は▲8四飛△3二銀▲8二飛成と進んでいる。

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東京・将棋会館では藤井猛九段の解説会が17時より
始まりました。藤井九段は第11期(1998年)~第13期
(2000年)竜王を保持。特に2000年は羽生善治五冠を
相手に4勝3敗、フルセットの末に防衛を決め、大いに
話題を呼んだシリーズであった。サービス精神あふれる
発言や解説で藤井ファンは多い。

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聞き手を務める上田初美女流二段。振り飛車穴熊を得意と
するバリバリの若手女流棋士。

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注目の対局・人気の解説者と聞き手とあって、東京・将棋会館の
解説会場の来場者は17時20分現在で90名を超えた。 現在は立
ち見でのご案内となっています。

(吟)