終局は21時34分、感想戦終了は22時30分。ご観戦の皆様ありがとうございました。
(吟)
やや表情がほぐれてきた森内。感想戦では「う~ん、う~ん」と深浦の声が漏れ聞こえた。
竜王挑戦に向け第3局へ望みを繋いだ森内。
敗れた深浦は淡々とした表情で感想戦を行う。
△9七香で深浦が投了。122手で森内が勝ち、1勝1敗のタイとなった。渡辺明竜王への挑戦を賭けた戦いは第3局へ持ち越された。第3局は9月11日、東京将棋会館で行われる。
△7七香と打ち込んだ図の局面は後手勝勢と控え室の評判。▲7七同桂は△8六歩▲同歩△7七歩成▲同飛△7六歩で▲同飛は△8七桂打が厳しい。
図は△7五歩に▲4二角と打った局面。「△7五歩と合わせるのは浮かびにくいですね。後手は厚みを生かす展開にしたいのでしょう。△7六歩と取り込んで7五のスペースに桂を打つ狙いです。ただ先手も反撃するでしょう。単に▲4二角と打ちましたか」(佐藤和俊五段)。
△3三同桂に深浦が考え込んでいる。攻めるならば▲6四歩△同歩に▲6三歩と垂らしておく。受けるならば、じっと▲4七歩と飛車成を受ける手が控え室では検討されている。どちらを選んでもまだまだ難解なようだ。ここまでの消費時間は深浦3時間38分、森内4時間15分。
△7四金左と森内が指した局面。ここで先手は▲6七飛と力を溜めるだろうと言うのが控え室の見解。そこで後手は△9一飛と回るか△6三歩と一旦受けるかを検討している。
今期決勝トーナメントに進出した松尾歩七段も控え室に。徐々に賑わってきた。
佐藤和五段・伊藤四段・佐々木五段が行っている検討とモニター画面へ交互に目をやる屋敷伸之九段。
夕食休憩再開後、すぐに△7五銀と出た森内。
左から佐藤和俊五段・伊藤真吾四段・佐々木慎五段が検討を行っている。
下の深浦が▲6五歩と打ち、森内が7分考えて夕食休憩となった。消費時間は深浦3時間11分、森内3時間29分。対局再開は19時から。
深浦は夕食に豚キムチうどんを注文。森内は夕食の注文がなかった。
△4六歩と突いて席をはずした森内。先手は▲同歩と応じるしかないが、そこで後手はどう指すか。
ここまでの消費時間は深浦2時間41分、森内3時間7分。
森内の仕掛けに対して深浦は自然に応対し、▲5七金に△6五桂と跳ねたのが図の局面。現在、先手は香得であるが5七の金が助からない。森内の攻めが決まったように見えるが深浦はどのような反撃を狙っているのだろう。ここまでの消費時間は深浦2時間39分、森内2時間31分。
森内が△1五歩と突如仕掛けた。深浦はいきなりの仕掛けに考慮中。▲1五同歩は△6五歩か。深浦は脇息にもたれ掛かり読んでいる。森内は正座のまま、じっと盤上を見つめている。
斎田晴子女流四段が控え室に。しばし関係者と談笑したのち盤へ向かう。斎田女流と言えば四間飛車。森内側に座って検討を行っている。
▲7八金に△9二香としたのが図の局面。ともに駒組みが頂点に近づいている。▲7八金に26分、△9二香に23分と互いに少考。ここまでの消費時間は深浦1時間23分、森内1時間47分。
読売新聞紙上にも観戦記を書いている高野五段。対局中にふらりと控え室に。出来立ての将棋世界を手に、ときおりモニターにも目をくばる。
深浦の王将。“錦旗”と書体を表す文字が見える。
こちらは森内の玉将。“淡月作”と作者名が見える。
13時になり対局が再開され▲1六歩と端歩を受けた深浦。
▲1六歩と突かれたばかりの1筋に目をやる森内。
昼食休憩△1四歩までの盤面。下が先手の深浦。
12時57分頃の両対局者。すでに戦闘モードだ。
40手目△1四歩に深浦が12分考えて昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は深浦45分、森内1時間5分。深浦・森内ともに昼食の注文はなかった。昼食休憩は12時10分から、再開は13時からとなる。
11時30分の局面。森内が△4四銀型ではなく、△5四銀型の四間飛車を採用した。深浦の頭がときおり動くのはモニターで確認できるが、森内はほとんど動きがない。
森内は四間飛車という予想外の作戦を選択。 図は深浦が▲9八香と穴熊の意思を示した局面。 深浦は紙コップ入りのドリンクをしきりに口に運んでいる。 森内は口元に手を持っていき、読みを入れている。
初手▲7六歩を着手する深浦王位。
4手目△4四歩着手する森内九段。居飛車党の森内が△4四歩と突いた事で控え室には驚きの声が。
ゆったりとした動作で駒袋を開ける深浦王位。
駒を並べる両対局者。緊張感が伝わってくる。
対局開始の声を待つ両対局者。
深浦王位が先勝した挑戦者決定戦3番勝負。このまま深浦王位が押し切るのか、はたまた 森内九段が巻き返しを見せるのか。
先に入室し森内九段を待つ深浦王位。
第1局に敗れてあとのない森内九段。後手番となる本局の作戦やいかに。