2019年11月10日 (日)

ひとつの継ぎ盤のまとめ

_108広瀬竜王が攻め合いを選んだところです。現在の控室ではふたつの継ぎ盤で検討が進められておりますが、その片方の検討内容を西川和六段に代表してお伝えいただきました。

Img_8761_p_nisi「後手は代えて△1三玉のような曲線的な指し回しも可能でしたが、本譜は攻めていきました。ここで候補手は▲7九歩で、この底歩が受けによく利きます。後に5六桂を取る手がありますし、7八金を馬で切られても▲7八同玉~▲8八玉と進めれば7九歩が堅い駒として残ります。しかし後手玉も寄る形ではありません。私はやや後手持ちですが、まだまだ難しいと思います」(西川和六段)