2018年12月13日 (木)

終局直後

Dsc_0843

Dsc_0836(第6局を制して、第7局に持ち込んだ広瀬八段)

―― 本局を振り返っていただけますか。
広瀬 横歩取りで激しい展開になって、戦いは避けられないので思いきっていってみたのですが、うまくいっているかはわかりませんでした。
―― どのあたりからよくなったと思いましたか。
広瀬 ▲2八歩で馬を閉じ込めて、その瞬間に厳しい手がなければ、楽しみが多いかなと思っていました。
―― 3勝3敗になり、最終局を迎えますが意気込みを。
広瀬 私自身にとっても、久々のタイトルがかかっていますし、本局以上に注目されると思うので、可能な限り準備して臨みたいと思います。

Dsc_0858(追いつかれた羽生竜王)

―― 本局はいかがでしたか。
羽生 横歩取りで激しい変化になりましたが、終始まとめ方が難しかったような気がしますね。
―― 今朝の再開は形勢はどう見ていましたか。
羽生 すでにあの(封じ手)局面は失敗しているような気がしました。ただ、その前にどう変化したらいいかわからないので、調べてみないとわかりません。―― △1九角成のあたりはどうだったでしょうか。
羽生 ほかの手も悪いと思っていたので。△1九角成で△4五桂ですか。あそこはダメだと思っていたので。
―― 3勝3敗で次局が最終局になります。
羽生 次の対局が最終局ということもあるので、悔いが残らないように自分なりにできる限りのことをして臨みたいと思います。

Dsc_0863