2018年10月の記事

2018年10月31日 (水)

祈祷終了後、17時頃に検分が開始されました。Photo_26(検分に臨む羽生竜王)Photo_27 (同じく広瀬八段)Photo_28 (駒は2種類が用意され、それぞれを数枚、盤上に並べていく。使用駒は明日の昼食休憩時に紹介する)Photo_29(滞りなく、15分ほどで終了した)

市内のホテルでしばらく休息したあと、一行は再びバスに乗って対局場となる鹿島神宮に到着しました。Photo_15
Photo_16(鹿島神宮に到着後、いったん祈祷殿に向かう)Photo_17(祈祷に向かう羽生竜王と、その後ろに広瀬八段)

Photo_18(祈祷の様子。向かって右が羽生竜王、左が広瀬八段)Photo_19(中には入れないが、祈祷の様子を撮影する報道陣。一般の方も写真撮影を行っていた)

Photo_23 (祈祷終了後、将棋親善大使・つるの剛士さんと並んで記念撮影)

Photo_24(がっちりと握手を交わす両対局者)

本日、一行は読売新聞・本社ビル1階に集合。12時30分にバスに乗り込んで鹿嶋市に出発しました。

Photo_9 (読売新聞社は毎年1月に行われる箱根駅伝も主催する。本社前はそのスタート地点)

Photo_10 (社内1階には「竜王戦カフェ」の看板が)

Photo_11

Photo_12 (内部には記念扇子や竜王戦の記事が掲示されている。これらは竜王戦の開催期間のみ展示されるようだ)

Photo_13 (バスに乗り込む。このあと、2時間ほどかけて鹿嶋市に移動)

羽生善治竜王に広瀬章人八段が挑戦する第31期竜王戦七番勝負第3局(主催・読売新聞社、特別協賛・野村ホールディングス株式会社、協賛・東急グループ、(株)明治のヨーグルトドリンク[R-1])は、11月1、2日(木・金)に、茨城県鹿嶋市「鹿島神宮」で行われます。立会人は中村修九段。立会人・新聞解説は飯塚祐紀七段。記録係は小高悠太郎三段(所司和晴七段門下)が務めます。
1日目の対局開始、2日目の封じ手開封は9時。昼食休憩は12時30分~13時30分。封じ手時刻は1日目の18時に手番の棋士が行います。
第1局、第2局は羽生竜王が連勝で好スタートを切りました。勢いそのままに羽生竜王がこの第3局も制して竜王連覇、そして通算100期目のタイトル獲得に大きく近づくのか、それとも広瀬八段が初勝利を挙げて流れを変えるのか。注目の一戦です。
現地では大盤解説会も行われ、11月1日(木)は10時30分から、11月2日(金)は10時から、それぞれ「鹿島神宮参集殿」で開始されます(いずれも定員に達しているため申し込みは締め切り)。解説は西尾明六段、聞き手は本田小百合女流三段がそれぞれ担当します。さらなる詳細は下記のリンクで。

【第31期竜王戦第3局 鹿島神宮イベントサイト】

http://kashimajingucard.jp/info/syogi

中継は棋譜コメント入力を牛蒡、ブログを康太が担当します。よろしくお願いいたします。

【読売新聞(YOMIURI ONLINE)】
http://www.yomiuri.co.jp/

【野村證券】
http://www.nomura.co.jp/

【東急グループ】
https://tokyugroup.jp/

【株式会社 明治】
https://www.meiji.co.jp/

2018年10月24日 (水)

Dsc_3933 (桐山九段の質問に駒を動かす両対局者)

Dsc_3915 (大盤解説役の畠山鎮七段も見守る)

Dsc_3950_2 (大盤解説の聞き手を務めた武富女流初段も感想戦を見守る)

Dsc_4011 (駒をかたづけて一礼して感想戦が終わった)

本局の中継は以上です。ご観戦ありがとうございました。第3局もお楽しみに。

Dsc_3856 (激戦を振り返る羽生竜王)

Dsc_3917 (感想戦で険しい表情を浮かべた広瀬八段)

Dsc_3873 (両立会人を交えて激戦を振り返る両対局者)

Dsc_3861 (勝った羽生竜王も険しい表情が目立った)

Dsc_3899 (広瀬八段は感想戦で首をかしげるシーンが多かった)

 

Dsc_3740_2 【勝った羽生竜王のコメント】
――本局を振り返ってください。
「少しずつ悪いのではないかと思いながらずっと指していて。難しいんでしょうけど、ちょっと悪いと思って指していました」
――1日目の午後に△7八馬(54手目)と馬を切っていったあたりの判断からでしょうか。
「そんなに成算があったわけではないんですが、全く自信がなかったので思いきっていきました」
――封じ手あたりはいかがですか。
「ちょっと悪いと思っていました」
――2日目も厳しい戦いになっていましたが、好転したのは
「大駒を取って攻める展開になったところ(96手目周辺)は難しくなったんじゃないかと思いましたが、そのあとどういう展開になるか読み切れませんでした。でもかなり際どいと思いながら指していました」
――最後の寄せも難しかったでしょうか。
「はっきり寄っているかどうかわからなかったんですが。ただこちらもゆっくりはしていられないので」
――連勝となりましたが、第3局の鹿島対局に向けて。
「いい将棋が指せるようにしっかりと準備をしたいと思います」

Dsc_3776 【敗れた広瀬八段のコメント】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「駒得を頼りに受けに回る展開ではあったんですが。ちょっと思ったより勝ち方が難しい展開でした」
――勝負の明暗を分けたのはどのあたりですか。
「途中からは逆にこちらが苦しくなってしまったので、最後は寄せられたら仕方がないと思っていました」
――第3局への抱負をお願いします。
「内容もそうですが、結果を出せるように頑張りたいと思います」

Dsc_3782 (終局直後に行われた主催紙インタビューの様子)

Ryuou201810230101150図の局面で広瀬八段が投了を告げました。消費時間は、▲広瀬7時間59分、△羽生7時間56分。七番勝負第2局は羽生竜王が制して開幕から2連勝となりました。第3局は11月1・2日(木・金)にかけて「鹿島神宮」(茨城県鹿嶋市)で行われます。

大盤解説会場には200人以上のファンが訪れました。局面は羽生竜王が決めに出たと見られています。

Dsc_3676 (200人を超えるファンが熱戦を見守る)

Dsc_3689 (局面は大詰めに)

Dsc_3705 (日が沈んで境内も真っ暗になった)