2016年6月の記事

2016年6月30日 (木)

Dsc_0001 (9時53分、駒袋を開ける阿部健七段)

Dsc_0009 (駒を並べる阿部健七段)

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Dsc_0025 (阿部健七段の振り歩先で振り駒が行われた。歩が多く出ると阿部健七段が、と金が多く出ると永瀬六段が先手になる。結果は歩が4枚。阿部健七段の先手に決まった)

 

Dsc_0034 (定刻の10時、一礼して対局開始)

Dsc_0036 (阿部健七段はお茶をすすり、永瀬六段は上着を脱ぐ)

Dsc_0038 (初手▲7六歩を着手する阿部健七段)

Dsc_0040 (2手目△3四歩を指す永瀬六段)

Dsc_0048 (阿部健七段の3手目は▲2六歩)
 

第29期竜王戦(主催・読売新聞)は決勝トーナメントが進行中。
6月30日(木)10時から東京・将棋会館で行われるのは阿部健治郎七段(2組2位)-永瀬拓矢六段(3組優勝)戦。
四段同期昇段のふたりがどのような戦いを見せるか注目だ。勝者は1組2位の久保利明九段と戦う。

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2016年6月27日 (月)

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△3二銀(投了図)に23分使って黒沢五段が投了しました。▲3一金△同玉▲5一飛と迫っても△4二玉で、先手の攻めは切れ模様です。終局時刻は19時31分。消費時間は▲黒沢4時間3分、△青嶋3時間29分。勝った青嶋五段は次戦で中座真七段(4組優勝)と対戦します。

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対局再開から慌ただしく局面が動いています。黒沢五段は▲3一竜!(77手目)と竜を切る決断を下しました。これで後手陣に食いつけるかの勝負です。先手玉は堅いので、攻めが続けば優勢。逆に攻めが切れればそれまでです。うまく攻めをつなげることができるでしょうか。

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18時、図の局面で夕食休憩に入りました。消費時間は▲黒沢3時間40分、△青嶋3時間4分。夕食の注文は黒沢五段がカレーライス(ほそ島や)、青嶋五段は注文なし。対局は18時40分に再開されます。

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青嶋五段は角を目標にして攻め、△8九馬(68手目)でついに角を捕獲しました。角を取りきれれば後手優勢がはっきりします。黒沢五段は角を取らせている間に、後手の穴熊に食いつきたいところ。しかし攻め駒が乏しく、その手段が難しそう。先手苦戦です。

黒沢五段と青嶋五段はともに最近の活躍が目覚ましい若手です。黒沢五段の今年度成績は9勝2敗で、現在8連勝中と破竹の勢い。青嶋五段は12勝1敗で現在3連勝中、対局数ランキングは1位タイ、勝数は単独トップです。

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(対局再開時の両対局者)