2011年11月24日 (木)

戦型は角換わり腰掛け銀に

20111124_34_2開始から早いペースで指し手が進み、戦型は角換わり腰掛け銀に。第2局でも現れた形だ。相居飛車のうち序盤で角交換する形を、特に「角換わり」と呼んで区別している。ちなみに第1局第3局も角換わりになったが、こちらは「一手損角換わり」と呼ばれる似て非なる戦型。この(一手損角換わりと通常の角換わりの)関係について、勝又清和六段は「パラレルワールド」とうまく表現している。一手損角換わりが流行したことで、本局のような通常の角換わりが「ゼロ手損」と呼ばれることもある。

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(10時前の控え室。島九段、観戦記担当の鈴木宏彦さん、広瀬七段が継ぎ盤を囲んでいる)