カテゴリ「第20期竜王戦七番勝負第1局」の記事 Feed

2007年10月17日 (水)

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東和男七段「桂馬取られたら(▲9四香)、攻めが続くんですかねぇ…。でも桂馬を取る一手ですよね」

遠くからテレビ番組の取材に答えている村山四段の「僕は渡辺竜王が有望だと思います」という声も聞こえてきました。番組は佐藤二冠の特集を組むそうです。

モニターからは「佐藤二冠、残り30分です」という声が聞こえ、佐藤二冠は「はい」。その後、深くため息をつきました。

(翔)

先手:佐藤康光二冠
後手:渡辺 明竜王

▲7六歩    △8四歩    ▲6八銀    △3四歩    ▲6六歩    △6二銀
▲5六歩    △5四歩    ▲4八銀    △4二銀    ▲7八金    △3二金
▲6九玉    △4一玉    ▲5八金    △5二金    ▲7七銀    △3三銀
▲7九角    △3一角    ▲3六歩    △4四歩    ▲6七金右  △7四歩
▲6八角    △4三金右  ▲7九玉    △6四角    ▲3七桂    △3一玉
▲8八玉    △2二玉    ▲3八飛    △8五歩    ▲2六歩    △5三銀
▲1六歩    △1四歩    ▲5七銀    △7三角    ▲9八香    △2四銀
▲4六歩    △3三桂    ▲4八銀    △9四歩    ▲4七銀    △9五歩
▲2五歩    △同 桂    ▲同 桂    △同 銀    ▲2八飛    △2四歩
▲3七桂    △9四桂    ▲2五桂    △同 歩    ▲3五歩    △同 歩
▲2五飛    △2三歩    ▲3五飛    △3四歩    ▲3九飛    △4二銀
▲2九飛    △3三銀    ▲3六銀    △2四銀    ▲1八香    △9三桂
▲9六歩    △8六歩    ▲同 歩    △9六歩    ▲9五歩    △同 角
▲9六香    △8六角    ▲8七歩    △7七角成  ▲同 角    △8六歩

まで進行しています。(17時20分現在)

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(翔)

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佐藤二冠が▲9六歩と突いた局面。
「強すぎますね、これで受け切ったら。持つとしたら後手を持ちたいです」と村山慈明四段。

図から渡辺竜王が少考して△8六歩と突き、▲同歩△9六歩までパタパタ進みました。
大阪府下での対局ですが、プライベートで訪れている関西所属棋士は今のところいません。

(翔)

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写真右は関西在住の駒師・熊沢良尊さん。今回は違うがタイトル戦でも熊沢さん作の駒が多く使われている。
熊沢さんが講師を務める駒作りのサークルが基となって誕生した「関西駒の会支部」は村田女流初段が師範を務めている。

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(検討風景。村山四段は別の盤で検討している)

(翔)

【渡辺竜王のおやつ】
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(渡辺竜王のおやつはフルーツ盛り合わせとアイスコーヒー)

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(メロン・カキ・キウイ)

【佐藤二冠のおやつ】
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(佐藤二冠のおやつはショートケーキ・フルーツ・ホットコーヒー・オレンジジュース)

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(ショートケーキ)

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(ケーキがあるので、フルーツは渡辺竜王より少なめ)

(翔)

対局再開のアルバムです。写真はクリックすると少し大きく表示されます。

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(渡辺竜王は再開20分前に対局室に戻った)

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(考える渡辺竜王)

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(午前中は67手目▲2九飛まで)

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(脇八段・吉田三段・観戦記担当の池崎和記さん、西條耕一記者)

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(佐藤二冠は再開直前に入室)

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(棋譜を見返す佐藤二冠)

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(昨日も今日も、渡辺竜王は対局室に入るとすぐに懐中時計を取り出した。しかし今回は出していない。袋から、懐中時計の一部らしき金具が顔を出していた。夕食休憩はない。あとは時刻を気にする必要なく盤上に没我するという意味だろうか)

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(再開直後の佐藤二冠)

(翔)