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*第66期王座戦挑戦者決定戦

2018年7月27日 (金)

五番勝負の日程

【第66期王座戦五番勝負スケジュール】

第1局 9月4日 神奈川県秦野市「陣屋」
第2局 9月20日 京都府京都市東山区「ウェスティン都ホテル京都」
第3局 10月2日 宮城県仙台市「仙台ロイヤルパークホテル」
第4局 10月16日 新潟県魚沼市「龍言」
第5局 10月30日 山梨県甲府市「常磐ホテル」

以上で本局の中継は終了となります。ご観戦いただきまして、ありがとうございました。

(康太)

感想戦

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Photo_61 勝った斎藤七段は中村太地王座との五番勝負に臨む。

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Photo_62敗れた渡辺棋王。4回目の王座戦五番勝負登場はお預けとなった。

Photo_64感想戦の様子。

Photo_65感想戦は21時35分に終了。

(康太)

インタビュー

Photo_58終局後のインタビューに答える斎藤七段。

【斎藤七段の談話】

--今日の将棋を振り返っていかがでしたか。

斎藤七段「予想していない形から力勝負となりましたが、4七玉の形が悪く、少しずつ苦しくなってしまいました。終盤は時間もなくなりましたが、そこで開き直って指せたのがよかったかなと思います」

--これで五番勝負登場です。意気込みをお願いします。

斎藤七段「今回挑戦者決定トーナメントで錚々たるメンバーと当たることになりましたが、すべて先手番だったのは不思議な縁を感じます。その厳しい4戦を抜けられたことを自信にして頑張りたいです」

Photo_59同じく渡辺棋王。

【渡辺棋王の談話】

--渡辺棋王、残念な結果となりましたが、一局を振り返っていかがでしたか。

渡辺棋王「夕食休憩のあたりはよくなったと思ったのですが、そこで慎重さを欠いてしまいました。終盤、自玉の詰む、詰まないを読み間違えたまま指してしまい、もう修正が利かない段階になってしまって……やはり終盤でのミスが痛かったです」

(康太)

斎藤七段が王座初挑戦

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図の局面で渡辺棋王が投了しました。終局時刻は20時48分。消費時間は、▲斎藤4時間57分、△渡辺4時間27分。斎藤七段が王座初挑戦を決めました。

(紋蛇)

逆転か

渡辺棋王は▲4二銀不成に対し△6六との攻め合いを選択。対して斎藤七段はなおも▲3五桂の強打を放ちます。

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これで後手玉は▲3三銀成△同玉▲2三桂成△同玉▲2四歩以下の詰めろ。(1)△3五同歩にも▲3三銀成△同玉▲2四銀△同歩▲2三金△同玉▲2四歩以下、これも詰み。(2)△5六と▲3八玉△3五歩としても▲3三銀成△同玉▲2四銀△同歩▲2三金△同玉▲2四歩△3四玉▲3五歩△同玉▲2五飛△3六玉▲2八桂△4六玉▲4七歩(参考図)以下、やはり後手玉は詰みを逃れられません。控室の村山七段は形勢は逆転し、斎藤七段が勝ちになったのではと話しています。

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Photo_57 斎藤七段が劣勢を跳ね返し、優位に立った。

(康太)

さらに攻め込む斎藤七段

と金で攻められているので先手陣は受けがありませんが、斎藤七段は猛反撃を続けます。

89現局面は▲4二銀不成でガリガリと後手陣の守備駒を削ったところ。後手は△同銀が自然ですが、そこで▲3五桂!(参考図)という勝負手が村山七段によって示されました。

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参考図の▲3五桂は▲2三桂成△同玉▲2四歩以下の詰めろ。しかし(1)△3五同歩には▲3四桂が入ります。(2)△3三金が正確な受けで、そこで先手の後続が容易ではないと見られていますが、この順も相当に怖いところ。実戦的に選べるかどうかは微妙なところのようです。

Photo_56 モニターに映る両者。

(康太)

斎藤七段、猛攻

苦しくなったと見られている斎藤七段ですが、後手玉に肉薄してプレッシャーをかけ続けます。

83まず▲4三角成と角を切り飛ばし……。

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△4三同金▲5二銀△4二金▲4三銀打と進行。まだ後手玉は遠いですが、次に▲2六桂や▲4二銀不成~▲2六桂が回れば嫌な形になってきます。渡辺棋王は攻め合うか、受けに回るか。難しそうな局面を迎えました。

(康太)

後手リードか

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19時10分、渡辺棋王が8七のと金を寄って飛車の成り込みを見せたところ。村山七段を中心とした検討陣は継ぎ盤で(1)▲8三歩△8一飛▲7二角成△6七と▲8一馬△6六とという順と、(2)▲5五桂△同金▲同銀△8八飛成の順を並べていますが、いずれも後手は一手勝ち以上が見込めるようです。しかしほかの手段も難しく、形勢は先手が苦しくなったと見られています。

Photo_55 村山七段は後手がよくなったのではと話す。斎藤七段の持ち時間の少なさにも着目し、「ここで残り21分は厳しすぎます」とも。

(康太)

対局再開

Zu_2以下▲同銀△8六歩▲6六銀△8七歩成と進行。そこで控室の村山七段によって▲5五桂が示されています。依然手薄な先手玉ですが、最後の▲5五桂が銀矢倉の急所を突いており、激戦が続きそうです。

(康太)

夕食休憩

18時、図の局面で渡辺棋王が15分使い、夕食休憩に入りました。消費時間は▲斎藤七段4時間31分、△渡辺棋王3時間14分。夕食の注文は渡辺棋王が親子丼のご飯少なめ(ほそ島や)、斎藤七段が冷やし磯とろそば(ほそ島や)。対局は18時40分に再開されます。

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Photo_47 斎藤陣。4七玉型が流れ弾に当たりやすく、検討では先手が勝ちにくいという評判。

Photo_48 対する渡辺陣は整然とした銀矢倉。しばらく攻めに専念できるのは大きな強みだ。

Photo_50渡辺棋王は18時10分には戻ってきた。斎藤七段もほどなくして席に着いた。

Photo_52渡辺棋王が注文した「ほそ島や」の親子丼。撮影のため、対局者とは別に注文している。

Photo_53斎藤七段が注文した「ほそ島や」の冷やし磯とろしば。

(康太)

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