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第65期王座戦五番勝負第2局

2017年9月19日 (火)

感想戦

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Img_9240_e_heya01 (感想戦は23時35分まで行われた)

以上で本局のブログ更新を終了致します。
ご観覧いただきまして、誠にありがとうございました。

第3局は10月3日(火)、新潟県南魚沼市「温泉御宿 龍言」で行われます。
またの熱戦をご期待ください。それでは失礼致します。

(虹)

対局者、大盤解説会場へ

Img_9203_e_kaisetu01 (インタビューのあと、すぐに将棋ファンが待つ大盤解説会場へ)

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Img_9212_e_kaisetukai04 (両者とも疲れきった様子で、簡単な振り返りだけ行われた)

Img_9216_e_kaisetukai05 (将棋ファンたちにお辞儀をして、感想戦の場に戻る)

(虹)

局後インタビュー

【中村太地六段】

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――本局を振り返って。
相掛かりで、玉は薄いんですけど後手番らしくやってみて。模様がよくなかった気もしますけど、よく分からなくて。戦いになってからもずっと攻められる展開だったので、厳しい一局だったと思います。

――第3局に向けて。
第1局や第2局と同様、しっかり準備して精いっぱいやりたいと思います。


【羽生善治王座】

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――本局を振り返って。
6筋から動いたんですけど、結構端攻めが厳しかったですかね。難しい局面だとは思ったのですが、ちょっとまとめ方がよく分からなかったですね。

――第3局に向けて。
まぁ気持ちを切り替えて、次の対局に臨みます。

(虹)

中村太地六段が2連勝

投了図

第65期王座戦五番勝負第2局は、22時14分、156手で中村六段が勝ちました。消費時間は▲羽生王座4時間55分、△中村六段4時間59分。これでシリーズ成績は挑戦者・中村六段の2連勝となり、初のタイトル獲得にあと1勝となりました。続く第3局は10月3日(火)、新潟県南魚沼市「温泉御宿 龍言」で行われます。

(夏芽)

捕まえたか

_133手順中に6三銀を設置したため、先手の入玉ルートが狭まりました。ここで△9三歩が北浜八段説。また△9四歩も有力でした。実戦は△8二歩▲同成桂△8一歩と進んでいます。
「(相入玉になった際の)点数を渡しながらの手ですから。先手玉を捕まえにいってます」(北浜八段)

(虹)

21時40分の大盤解説会

Img_9176_o2140a (まだまだ観戦し続ける将棋ファンたち)

Img_9178_o2140b (糸谷八段)

「後手持ちですね。少し間違えても戦えますが、先手は1度も間違えられません。そういった意味で、実戦的に後手がやれると思います」(糸谷八段)

Img_9189_o2140c (船江六段とのダブル解説だ)

(虹)

第2ラウンド

_112△6二歩に代えて△5二桂▲4九飛△4三香が豊島八段説で、「それなら本譜よりも明快に後手よしです」とのこと。実戦は△6二歩に対して▲6七玉、入玉含みの一着です。

「△4三歩と打っておいて、先手の駒の配置が悪いのでまだ後手持ちです。先手が入玉を狙っても、どこかで大駒を取られてしまいそうです」(豊島八段)
「同じような意見です。ただ先手が▲5四飛~▲7四飛のようにして玉の逃げ道を作ったとして、入玉までにどれぐらい駒を取られるのかはよく分かっていません」(千田六段)

上記の両棋士はともに後手よしと見ていますが、やはり入玉の筋はあるようです。
少し前の検討と違い、激戦必至になったようです。

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(虹)

最後の反撃

_105前記事の局面から数手進み、先手がいちばん激しい攻めに出ました。図の▲6一飛成は、次に▲7二竜や▲4四飛が厳しい寄せになります。20時50分、実戦は△6六桂まで進み、豊島八段は「これでやれると見ていました」と述べています。以下▲4四飛には△5八桂成▲同玉に、△4一歩や△5一金と受けるのが北浜八段説です。

Img_9163_hikae2045 (徐々に終局の気配が。ただし検討陣は変わりなく継ぎ盤に向かう)

Img_9161_tugiban (継ぎ盤の様子)

Img_8589_z_habu02 (羽生王座の攻めは届くか。はたまた、中村太六段が押し切るか)

(虹)

「後手が余している」

_98先手が攻めていきました。しかし△1二金と避けたこの局面、控室の検討では「後手が余しているのでは」といわれています。北浜八段は「▲7三銀には△4三歩が好手なんですね」と、その先の手順について示してくれました。以下、▲8四銀成△4四歩▲6七銀に△3二玉が進行の一例です。

Img_9157_hikae2030 (盤面モニターを眺める北浜八段)

(虹)

淀川

Img_7954_yodo03 (淀川と十三大橋。写真右端には梅田スカイビルが見える)

淀川は、琵琶湖を水源とした唯一の河川です。滋賀県大津市で琵琶湖から流れ出たときは瀬田川と呼ばれ、京都府に入るあたりで宇治川と名を変えます。さらに桂川と木津川が合流して淀川と再度名を変え、大阪湾に流れ込みます。
対局場付近では大阪市北区と淀川区の境を流れており、上流側に十三大橋(全長681.24メートル)、下流側に新十三大橋(全長792.80メートル)が架かっています。毎年8月頃になるとなにわ淀川花火大会が開催され、大勢の観覧客でにぎわいます。

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Img_8192_yodo0x (夕焼け)

(虹)

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