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2019年10月 1日 (火)

終局直後

Img_0496(多くの報道陣が入室した)

Img_0484(3連勝でタイトルを奪取した永瀬拓矢新王座)

――本局全体を振り返って。
永瀬 序盤は作戦でした。しかし、(32手目の)△6四歩を予想しきれず、主張がなくなってしまいました。中終盤は少し苦しいのかなとは思っていましたが、どのくらい悪いかはわかりませんでした。

――よくなったと感じたのは。
永瀬 (141手目)2回目の▲4五桂です。金取りにできる形になったので、勝ちになったのではないかと思いました。

――自身初となる王座を獲得した感想。
永瀬 序盤で悪くなってしまうことが多かったと思うので、そこを修正して、これからもいい将棋を指していきたいです。

――渡辺明三冠に続いて複数冠を保持することになった感想。
永瀬 ひとつ結果が出てよかったとは思いますが、修正するポイントが多いと思うのでしっかり修正したい。さらに上を目指して頑張りたいと思います。


Img_0502(敗れた斎藤慎太郎前王座)

――本局を振り返って。
斎藤 序盤は難しすぎてわからなかったというのが正直なところです。中終盤は、何かよくなってもおかしくないと、思っていながら指していましたが、予想できない手を多く指されてしまい、最後で差をつけられてしまいました。

――初防衛とはなりませんでした。シリーズ全体を通しての反省点は。
斎藤 本局もですが、中終盤のねじり合いの精度で差をつけられた展開が多かったように思います。似た負け方になってしまったので、何かを変えなければなりません。

(武蔵)

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