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2018年10月

2018年10月30日 (火)

常磐ホテルと将棋(2)

Dsc_5329(貴重な色紙が飾られている)

Dsc_5332(中村王座の師匠、米長邦雄永世棋聖の揮毫)

Dsc_5328(斎藤七段の師匠、畠山鎮七段の色紙も飾られていた)

(紋蛇)

常磐ホテルと将棋(1)

常磐ホテルでは数多くの将棋、囲碁のタイトル戦が行われてきました。将棋で最初のタイトル戦は、1954年の王将戦第6局、大山康晴王将-升田幸三八段戦。これまでに竜王戦、名人戦、王座戦、王将戦を含めた9局(そのうち6局が決着局)が行われ、本局は節目の10局目です。
常磐ホテルの2階の回廊には、「名人への小径」と呼ばれるギャラリーがあり、歴代のタイトル戦の写真、揮毫された色紙が飾られています。

Dsc_5325(将棋・囲碁のギャラリー)

Dsc_5326(中村が涙をのんだ、2013年10月21日の第61期王座戦五番勝負第5局。羽生王座に敗れ、王座獲得はならなかった)

Dsc_5327(2015年10月26日の第63期王座戦五番勝負第5局、羽生善治王座-佐藤天彦八段戦。羽生王座が勝ち、23期目の王座獲得を決めた)

Dsc_5333
※肩書、段位はすべて当時です。

(紋蛇)

先手ペース

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△3一玉まで、控室の評判は「先手ペース」です。桂損した後手は馬を作ってから△3一玉と逃げていますが、飯島七段によれば「粘りに出た手順」とのこと。△3一玉までの残り時間は、▲斎藤1時間11分、△中村34分。斎藤七段は時間もリードしています。

「苦しい」といわれている中村王座、しばらくは辛抱の時間が続きそうです。

Dsc_5209(昼食休憩後の中村王座。現在は守勢に立たされそうだ)

(紋蛇)

常磐ホテルの売店

常磐ホテルの売店では、甲府の名産品がたくさん販売されています。

Dsc_5306_3

Dsc_5293_2(澤田屋の「くろ玉」。うぐいす餡を丸くまとめたあんこ玉に、黒糖羊羹をかけた、昔ながらの和菓子)

Dsc_5297(期間限定の桔梗屋の「月の雫」。ザラメをとかして練り上げた白い蜜に、甲州ぶどうを落として作ったもの)

Dsc_5303(サンフーズの「桃の桃ジュース」)

(紋蛇)

19時、対局再開

Dsc_5410(19時に対局が再開されたが、斎藤七段は手を止めている。写真は19時10分ごろ、控室のモニタから見た対局室)

Dsc_5411(熱心に検討していた先崎九段、ふとモニタの前に立った)

(紋蛇)

夕食休憩時の対局室

Dsc_5377(夕食休憩時の対局室)

Dsc_5371(現局面)

Dsc_5376(斎藤七段の駒が前に出ている)

Dsc_5380(残り1時間を切った中村王座には、時間早見表が出されている)

Dsc_5403(控室のモニタ。中村王座は18時40分過ぎに戻った)Dsc_5407(斎藤七段が戻ったのは、18時52分)

(紋蛇)

夕食

Dsc_5369_2(斎藤七段の「ハヤシライス、サラダ・フルーツ付き」と「ウーロン茶」。甲州牛と3日間煮込んだデミグラスソースを使用し、隠し味は甲州勝沼産の赤ワイン)

Dsc_5370(中村王座の「特製カレーライス、サラダ・フルーツ付き」と「ウーロン茶」。じっくりと一昼夜煮込んだビーフカレーには、甲州牛に加えて隠し味に甲州産の赤ワインが使われている。将棋・囲碁のタイトル戦では定番メニュー)

※対局者とは別に注文したものを撮影しました。

(紋蛇)

夕食休憩

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18時10分、図の局面で斎藤七段が28分使って、夕食休憩に入りました。消費時間は▲斎藤3時間20分、△中村4時間26分。夕食注文は、斎藤七段が「ハヤシライス、サラダ・フルーツ付き」、「ウーロン茶」、中村王座が「特製カレーライス、サラダ・フルーツ付き」、「ウーロン茶」。対局は19時に再開されます。

(紋蛇)

渡辺明棋王の見解

日経本社で解説を担当する、渡辺明棋王の見解が届きました。日経本社大盤解説会の模様は、日経の無料動画サイト・日経チャンネルで午後6時からライブ配信されます。

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「▲6六歩に対しては、△5七桂成▲同金△4四歩に▲6三角成△同金▲6五歩△8四角▲5八金△5四金のような展開が一つ考えられます。先手が押しているように見えますが、先手陣は6九飛・7九玉が悪形で、嫌みが付き出すと大変なので、それほど自信が持てるわけではありません。後手のほうは、どこかで△3一玉と逃げだせば頑張れそうですし、見た目よりも大変ではないかと思っています」(渡辺明棋王)

(紋蛇)

常磐ホテルの庭園(2)

Dsc_5094(庭園内には離れ回廊が張り巡らされている)Dsc_5096(湯権神社。大切な温泉を守護する神様をお祀りしてある。例大祭は10月22日に行われた)

Dsc_5121(昭和天皇がご宿泊された、貴松亭(右)と松風(左))

Dsc_5098(武田家ゆかりの塩山「萩原邸」を移築した、田舎亭)

Dsc_5122(松風と並んで、奥には対局に使われている九重がある)

Dsc_5102(池から眺めた松風と九重)

Dsc_5104

(庭園内には小川が流れている)

Dsc_5091(季節は秋。ドングリが落ちていた)

(紋蛇)

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