第67期王将戦七番勝負第5局 Feed

2018年3月 7日 (水)

15時頃、対局室におやつが運ばれました。久保王将が抹茶のショートケーキとホットコーヒー、豊島八段がフルーツの盛り合わせと煎茶です。豊島八段は初日から、フルーツの盛り合わせ4連投です。
Img_9407(久保王将のおやつ)

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(豊島八段のおやつ)

52豊島八段はノータイムで△7七歩と手裏剣を放ちます。以下、▲同桂には△6六桂が厳しい反撃。この歩を打たずに単に△6六桂だと、▲7四飛成で7八の金にヒモがつきます。
「△7七歩に▲同金は有力かもしれません」と控室の稲葉八段は話しました。以下、△8八飛には▲7四飛成△6八角▲6九玉で耐えているでしょうか。局面はいよいよ勝負どころを迎えています。14時30分頃、久保王将は31分の考慮で▲7七同金を着手しました。

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▲7四桂

12時30分、45手目▲7四桂の局面で豊島八段の25分を考え、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲久保王将4時間57分、△豊島八段6時間10分。昼食の注文は両者ともにカレーライス。対局は13時30分から再開されます。

42_311時頃、豊島八段は△3四歩(上図)と銀取りに歩を打ちました。この歩には、△6四銀▲6二竜△同玉となったとき、▲3四飛の両取りを消した意味が考えられます。以下、(1)▲3四同銀なら△3五歩▲4五角△4四歩で角を追う狙いが、(2)▲4六銀なら、どこかで▲3四桂と王手銀取りに打つ手がなくなるので、△4二玉と上がりやすくなります。
11時50分頃、久保王将は52分の考慮で、▲4六銀と引きます。それを見た豊島八段はあまり時間を使うことなく、△4二玉と移動しました。下図の局面で12時を迎えています。

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1日目にも行われましたが、2日目も将棋プレミアムの中継が入りました。今回の登場は、福崎九段、脇八段、稲葉八段です。
Img_9317(リポータは1日目と同じく、加藤昌彦指導棋士六段)
Img_9322(現局面の見解を話す脇八段と稲葉八段)

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(中継を締めたのは笑顔の福崎九段)