2019年1月

2019年1月14日 (月)

Dsc_9318(大盤解説会から対局室に戻り、感想戦が続けられた)

Dsc_9327

Dsc_9330
感想戦は19時過ぎに終了しました。
第2局は1月26、27日(土、日)に大阪府高槻市「山水館」で行われます。そちらもお楽しみに。

Dsc_9294_2(終局直後)

Dsc_9297(先勝した渡辺明棋王。最終盤は連続王手の筋でしのいだ)

【渡辺棋王のインタビュー】

――まずは序盤から伺います。久保王将は△6二玉(8手目)と工夫しましたが、そのあとの展開がどうでしたか。

渡辺 最近では珍しい形だったので、予定の作戦とは違ったんですけど。組みあがってからどうなるかという感じで、序盤は自然に進めていました。

――千日手になりそうな局面もありました。

渡辺 間合いをはかっていた意味があって、手得なので打開してどうかなと思っていたんですけど。ただ、打開したあとが難しかったですね。

――封じ手のところはいかがでしょう。

渡辺 桂交換したあと、互いに自陣に手を入れる展開になると思っていたんですけど、そのあとの構想も難しかったですね。本譜は▲5六歩から▲6五歩とやったんですけど、そのあたりの構想はどうやればいいかわからなかったです。

――▲4四飛(71手目)と攻めたところの成算はありましたか。

渡辺 代案がないので。駒得なので、そんなに悪くないかなと思って、いってみたんですけど。すごく成算があったわけではありません。

――優勢と思った局面はどこですか。

渡辺 自玉の詰む、詰まないがどれもクリアできたので、残っているのかなと思いました。▲8三銀(93手目)を打っていったあたりは、読み抜けがなければ勝っているかなと思ったんですけど。

――事前に2日制のタイトル戦は久しぶりと話していましたが、本局のペース配分はいかがでしたか。

渡辺 そんなに時間の使い方は作戦として意識していませんでしたが、難しいところで考えたら、わりと昨日はスローペースになったかなという感じです。

――第2局の抱負をお願いします。

渡辺 まだ始まったばかりなので、次までに作戦を練って頑張りたいと思います。

Dsc_9301(久保王将は黒星スタート)

【久保王将のインタビュー】

――序盤は△6二玉(8手目)と工夫しました。

久保 いつかはやってみたいと思っていた形だったので、あの局面になったら指そうと思っていました。

――そのあとの展開はどうでしたか。

久保 あまり実戦例がないですし、指してみないとわからないところも多かったです。

――千日手の可能性があるといわれていました。

久保 千日手はならないと思っていました。

――封じ手のあたりはいかがですか。

久保 やってこられるかな。二択なので、どちらなのかなと。

――形勢を損ねたと思ったのは、どこでしょうか。

久保 ずっと難しいと思っていたんですけど、最後の局面は何もないんですかね。そうなると、どこで手を変えたらよかったのかというのは、すぐにはわからないです。

――改めて、一局の感想をお願いします。

久保 難しい将棋でわからない局面が多かったですけど、最後は足りなかったという将棋ですかね

――第2局の抱負をお願いします。

久保 また新たにしっかり準備してやりたいと思います。

掛川市二の丸美術館は、木下コレクション(主に細密工芸品)と鈴木コレクション(近代日本画が中心)を主に収蔵しています。現在行われている展覧会は、白井嘉尚氏による「シャーベットのように、そして森のなかへ」です。

Dsc_9236

Dsc_9246(白井嘉尚氏による「シャーベットのように、そして森のなかへ」。中心にあるのは、1986年に発表された「ノイズィバイブレーション」)

Dsc_9248(近くで見ると、色とりどりのジグソーパズルが組み合わされているのがわかる)

Dsc_9245

85図は▲6六角とぶつけたところ。△同馬▲同銀で後手に手番を渡しますが、▲8四歩の厳しい叩きが残ります。郷田九段は「先手勝ちだと思いますね。ギリギリですが、筋に入ってしまえばいいので。先手に決め手がありそうです」と話しています。

Dsc_9277(控室で検討する郷田九段、杉本昌七段)

大盤解説会は、大日本報徳社の大講堂で行われています。大日本報徳社は、二宮尊徳(幼少期の名は、金次郎)の教え「報徳」を実践・普及する組織です。

Dsc_9218(大日本報徳社の正門。奥に見えるのが大盤解説会が行われている大講堂で、明治36年に公会堂として建てられた)

Dsc_9222

(淡山翁(たんざんおう)記念報徳図書館は、平成13年に静岡県指定有形文化財に登録されている)

Dsc_9221(二宮尊徳像)

Dsc_9225(二宮金次郎像)

Dsc_9227