2017年3月 2日 (木)

まもなく17時、ここまでの流れ

S1佐藤義八段にここまでの流れを解説してもらいました。

「△3七歩(1図)は凝った手ですが、以下▲2六飛△3八歩成▲同金△3四歩に▲3七桂が銀取りの先手になりました。後手が少し苦しくしたと思います」


S2「▲3六同飛(2図)には△2一金のほうが先手も迷ったと思います。本譜は△3五銀と辛抱しましたが、以下▲1六飛△2一金▲3六歩に△4四銀と銀を引かされ、さらに▲2六飛△3一金に▲2四とが間に合いました」


S3「3図で△2二飛としましたが、これは後手が苦しいと認めた手です。▲2三と△5二飛▲2四と△2二飛の千日手になるならいいと」(実戦は▲2九飛△5一角▲2三歩で先手が打開)


S4「▲3四と(4図)とは、しゃれたと金寄りです。△同銀なら▲2二歩成△同金▲3四桂です」

先手は2筋で作ったと金をうまく活用しました。