2017年2月13日 (月)

前夜祭(5)

花束贈呈のあと、両対局者による挨拶が行われました。

Photo_36 (挨拶を行う郷田王将)

私も矢掛には初めて来ました。今回、第66期王将戦、町を上げて大変歓迎していたいていると感じております。町並みを見ていますと先ほどから話があるとおり、昔のものを残していこうという流れが感じられました。今日、子どもの大会で子どもと触れ合いまして、古いものを大事にしていくという気持ち、精神といったものに共通しているところがあるように思います。それを大事にしていこうと思います。矢掛は囲碁が盛んだそうですが、将棋のほうがより日本の文化と思いますので、今後も矢掛の皆さん方、碁を打つ方にも将棋のほうもよろしくお願いを申し上げたいと思います。明日から第66期王将戦第4局が始まります。あとがない状況ではありますが、自分のできることをやるだけと思っております。自分なりのベストを尽くしたいと思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

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Photo_38 (挨拶を行う久保九段)

私も矢掛町には初めて来させていただきました。ですが、この前夜祭に来ていただいている皆様の中には知った顔の方が結構いらっしゃいます。矢掛に来たのは初めてですが、前夜祭では知っている方が結構多いという印象です。こちらで去年は囲碁の王座戦があったというのは聞いていました。明日、第4局の1日目が始まりますが、歴史に残るような将棋を指して、将棋もその中の1ページに加えていただきたいなと思います。私は兵庫県の加古川出身ですが、そちらのほうから岡田市長、樽本前市長、ならびにファンの何人かの方で来ていただきました。本当に自分には心強いと思っていますし、皆さんに期待を持たせるような、丁寧な将棋を指していければと思っております。皆様、たぶんここまで予想外の結果になっているのですが、自分の中では一局一局のつもりでやっています。明日、明後日の第4局、どういう結果になるか分かりませんが、一手一手最善を尽くして、自分のできることだけを考えて臨みたいと思います。甚だ簡単ではありますが、ご挨拶とさせていただきます。

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Photo_126 ※書き起こし(一部抜粋):飛龍記者、写真撮影:潤