2014年1月30日 (木)

終局直後

Dsc_0724 (終局直後)

Dsc_0726 (勝った羽生三冠)

Dsc_0725 (敗れた渡辺王将)

Dsc_0730_2 (インタビューに答える羽生三冠)

--お疲れ様でした。一日目は急戦矢倉だったのですが、ある程度予定されていたのでしょうか

作戦は予定だったんですけど、▲6五歩と仕掛けてこられるとは思っていなくて。少し失敗したかなと思って指しました。

--封じ手のところはいかがですか?

ちょっと一手、手が遅れてるんじゃないかなと思いながら指していました。

--封じ手は予想通り?

えー、そうですね。歩(▲5五歩)か桂跳ばれる(▲7七桂)、どちらかかなと思ってました。

--△3九角という手が飛び出したんですが、攻め合いでいこうと?

そうですね。こっちもゆっくりできないんで。無理気味かなと思ったんですけど、勝負手のつもりで。

--昼食休憩を挟んで長考されました。

△8七歩成が入るかどうかは分岐点で、かなり大きいと思ったので慎重に読みました。

--どのあたりで優勢になったと思われましたか?

2回目の△8七歩成で、と金ができた時ですね。

--一局を振り返っていかがですか?

作戦的には問題があったと思います。そのあとはまずまず指せたかなと。

--これで1勝2敗になりました。第4局以降の意気込みは。

次の対局も張り切っていこうと思います。

Dsc_0731

Dsc_0737 (続いて、渡辺王将がインタビューに答えた)

--お疲れ様でした。一日目の進行はいかがでしたか。

2年前の将棋をなぞっていたんですが、△6二金をいかされたような……思わしい指し方もわからなかったので行ってしまったんですが、本譜の進行は玉頭にキズを抱えていたので行ったかいがなかったかなと思って指してました。

--封じ手は考えられましたが。

「とりあえずはしょうがないかな」と思いましたけどね。

--二日目は激しい戦いになりましたが、こうしておけばというものは?

▲4五銀を出た瞬間に△8五桂から攻められてしまったので、そのあたりで別の手があったかなという感じですね。

--どの辺で誤算があったことに気づかれましたか。

△3九角からの攻め合いですか。▲2四飛が角取りにならないので、△8七歩成を利かされて。(こちらに)うまい組み合わせがなかったですね。

--最後は敗戦を覚悟されて?

▲3四銀出たあたりは駄目だと思いました。

--これで2勝1敗になりました。第4局以降の意気込みを。

あいだがちょっと空くので、また準備して頑張りたいと思います。

Dsc_0738 (渡辺王将がインタビューに答える間、羽生三冠はずっとうつむいていた)