第56期王位戦七番勝負第3局 Feed

2015年8月 6日 (木)

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広瀬八段が▲3六歩と飛車を取った局面。飛車を取ったことで▲6一角△5二桂▲3四金以下の詰めろになっている。ただ後手も△7八角▲5九玉△4八銀▲同銀△5六角成と銀を抜く手が△4九金打▲5八玉△4八金寄▲6八玉△7八成桂までの詰めろ。5六の馬が厚く控室では後手が勝っていると見られている。

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羽生王位は△8八桂成と金を取って決めにいく。左右挟撃で先手玉は受けにくい格好だ。▲2三桂成△同玉▲2五歩の攻めは桂を渡すので△3六飛▲同歩で先手玉が詰んでもおかしくないと屋敷九段は話す。△8八桂成まで広瀬八段の残りが14分、羽生王位が17分。

 

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先手が▲1五桂と2三の金を狙った局面。「後手は玉が露出しないように2二へ埋めるか、△3二金と寄るか。△3三金上もありますね。後手が優勢といっていい局面だと思います」と屋敷九段。

Dsc_0519 (羽生王位は本局に勝てば通算勝数が1321勝となり、歴代単独2位になる)

 

Dsc_0568 (開始時からうしろまでビッシリ。約200人のファンの方が詰め掛けている)

Dsc_0580 (棋風同様に鋭さが持ち味の阿久津八段の解説)

Dsc_0584 (中井女流六段は本局が行われている「六園荘」で第2期女流王位戦第2局を戦った)

Dsc_0548001 (解説会場のANAクラウンプラザホテル釧路は六園荘から車で10分、徒歩で20分ほど)