第56期王位戦七番勝負第1局 Feed

2015年7月 8日 (水)

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第56期王位戦七番勝負第1局は、羽生王位が122手で広瀬八段を破り、幸先の良い勝利を挙げました。終了時刻は18時45分。消費時間は▲広瀬7時間59分。△羽生7時間28分。第2局は7月21・22日(火・水)に、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます。

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△6五歩(図)で先手の角が詰んでいます。先手は玉が不安定なので、角を渡すと反動がきつい形。形勢は後手優勢と言われています。

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(18時35分ごろの対局室カメラの映像。羽生王位が席を外している。広瀬八段の表情は険しい)

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(しばらくして羽生王位が戻ってくる)

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先手が攻勢をとって好調と言われていましたが、流れが傾きつつあるようです。大盤解説会の松尾八段は「△9四香~△9八歩成の2手が入ったのが大きいですね。先ほどまで危機が迫っていた後手玉は、かなり攻めが緩和されています」。室田女流二段が「景色が変わりましたね」と言うと、松尾八段は「確かに、景色が変わった感じがします」とうなずいていました。

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(解説会場で配られている銀波荘の案内。今日対局が行われている「観月」に宿泊できるプランもある)

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羽生王位が△7七角成(1図)と角を切って踏み込み、激しい流れになっています。

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2図は広瀬八段がお返しの攻勢をかけたところ。現地では先手好調との見解。Twitter解説の宮田敦六段は「先手は調子よさそうですが3九の角が使えていないのが気になります」という見方です。大盤解説会では福崎九段と松尾八段が解説中。松尾八段は「先手を持ちたい」。軽妙な掛け合いでたびたび笑いが起こっていました。

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松尾 私、先生の将棋に憧れていて、勉強したんですよ。
福崎 あらそう。松尾さんも今日は服がよくお似合いで。声も渋いし、声優さんみたいやね。

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福崎 羽生王位と広瀬八段、どちらを応援しているか手を挙げていただきますか。はい、数えて。
松尾 ほとんど同じですね。羽生王位のときに結構たくさんの方が手を挙げられていたんですが、広瀬さんのときも同じくらいの方が手を挙げられました。

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福崎 先手がちょっとよさそうですかね。先手がこうやったら松尾さんどうするの。
松尾 ちょっと厳しいですけど、こうしますか。
福崎 あ、本気で僕を倒しに来てるな。じゃあこうやって、ほんとは成るとこやけど今日は成らんといてあげる。
松尾 先生どっちでも同じです。参りました。
福崎 先手がやれそうですかね。急所に手がついてますよね。

銀波荘から丘の上を目指して10分ほど歩くと、「夕日が彩る丘」に出ます。天気がよければ対局前日にここで記念撮影をする予定でした。

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■夕日が彩る丘
西浦温泉は三河湾に突き出た半島の先端にあり、万葉集にも詠まれた景勝地です。なかでも、ここ「夕日が彩る丘」は、夕日が美しく彩る三河湾を一望する絶景のスポットです。「真実の鐘」は、夕日が沈む瞬間に、この鐘をふたりで鳴らしながら、心清らかに願うことで、そのふたりの願いが叶い、幸せになると言われています。
また、万葉の小径から稲村神社へ通じる遊歩道の途中にある「朝日が輝く丘」は、朝日が昇り輝く三河湾を一望する絶景のスポットで、その丘の「希望の鐘」と鳴らすと、開運招福、身体健全、商売繁盛などの願いが叶うと皆さんから愛されています。早朝のひと時、少し足を延ばされてみては如何ですか。

銀波荘の近くには海岸を眺めながら歩ける遊歩道があります。あいにくの天気ですが、少し歩いてみました。道の脇にはそこかしこに穴があり、サワガニがちょこまかと動いていました。

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