第51期王位戦七番勝負第2局 Feed

2013年8月28日 (水)

Dsc_0725検討していた田村七段が「じっと▲3九角ならどうするのだろう」と話し継ぎ盤の角を引く。△4五歩なら▲2八角と戻っておく。△3一玉ならば▲3五銀と出て銀交換のあと△2六銀から角を攻められる手をあらかじめ避けている。黙っていれば▲5七角と上がるのが形がよい。
「消耗させてるね。行方先生を。うまいなぁ羽生さんは」と小林九段。▲3九角に再び行方八段が手を止めている。残り時間の少ない行方八段によっては正念場だ。
■Twitter解説■
北浜健介八段>▲3九角ですか。てっきり▲1九角とばかり思っていました。△4五歩の筋は▲1八香の効果で▲同歩と取ることも可能です。以下△1九角成には▲2八角があります。

Dsc_0726 (田村七段が▲3九角を発見して2~3分あっただろうか。モニターに▲3九角が映しだされた)

(吟)

2010年7月28日 (水)

第2局は深浦王位の積極的な構想が実を結んだ。七番勝負の決着はまだまだ先になりそうだ。第3局は8月3日・4日、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われる。

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(最後までご観戦いただき、ありがとうございました)

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(深浦王位、広瀬六段が解説会場の壇上へ)

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【深浦王位】
「玉が薄いので、気をつけて指そうと思いました。▲5四歩(113手目)が自分らしい手かな、と。▲5六金(121手目)で勝ちを意識しました」

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【広瀬六段】
「封じ手の局面は妥協した展開だと思いましたが、本譜の進行はやれると思っていました。▲4三香(83手目)と打たれてからはダメでしたね。△8六桂(72手目)は『急いだ手』で、自分らしさが出ていると思いました。たぶん悪手だとは思うんですけど」

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(勝利した深浦王位)

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(第1局と同じく得意の戦法で挑むも、敗れた広瀬六段)

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(簡単なインタビューが行われた後、ファンの待つ解説会場へ移動する)

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