2018年9月26日 (水)

豊島棋聖の工夫

33図は豊島棋聖が6六にいた銀を5七に引いたところ。控室の阿久津八段は「次に▲7七角とぶつけるのが狙いですね」と、その意味を解説します。「先手は手損ではありますが、角交換に持ち込めば後手の4五歩型がマイナスになる可能性があります。(4筋の歩は)4三にいたほうが陣形に安定感があるところなので」と続けて話しました。塚田九段は「なるほど、序盤のポイントとなりそうな手ですね」と、ここからの展開に注目しています。

Photo_16(10時30分頃の様子。塚田九段と阿久津八段が口頭で検討中)