2018年6月 4日 (月)

角打ちの成否は

55図は昼食休憩明けから2手進んだ局面です。豊島八段の休憩明けの一手は銀取りの△4四角でした。この手は先手陣に利かせながら5三の地点も守る味のいい手。対して▲6七歩が自然な手として候補と見られていましたが、羽生竜王は14分の少考で▲8八角と応じました。
「△6七歩では弱いと見たのでしょうか。▲8八角はなかなか強気な手ですが、このあとは気を使う展開になりそうです。後手のほうが気楽な展開ということはありますね」(ニコニコ生放送の屋敷九段)