終局後に両者にインタビューが行われた。
激戦を制して、王位戦初挑戦を決めた豊島八段。
【豊島八段の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「最後の最後までわからない状態でした。途中はちょっと苦しそうな局面もあったと思います」
――どのあたりで、良くなったのでしょうか。
「△4七金(120手目)と取って、何もなければ勝っているような気がしました」
――これで挑戦権を得ました。七番勝負に向けてはいかがでしょうか。
「しっかりと調整をして、よい将棋を指せるように頑張りたいと思います」
敗れた羽生竜王。
【羽生竜王の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「なんかちょっと攻め込まれる形になってしまった、模様が悪い展開が続いていたような気がします。難しいところもあったような気がするんですが、よくわからなかったですね」
――終盤までギリギリだったように思いましたが。
「そうです。ちょっとどうやればよかったのかが、よくわからなかったです」