2018年6月

2018年6月 4日 (月)

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【七番勝負の日程】

第1局 7月4・5日(水・木) 愛知県豊田市「ホテルフォレスタ」」
第2局 7月24・25日(火・水) 兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」
第3局 8月1・2日(水・木) 北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」
第4局 8月22・23日(水・木) 福岡県福岡市「ホテル日航福岡」
第5局 8月29・30日(水・木) 徳島県徳島市「渭水苑」
第6局 9月10・11日(月・火) 神奈川県秦野市「元湯 陣屋」
第7局 9月26・27日(水・木) 東京都千代田区「都市センターホテル」

以上で挑戦者決定戦のブログ更新を終了いたします。
ご観戦誠にありがとうございました。

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終局後に両者にインタビューが行われた。

Img_6562 激戦を制して、王位戦初挑戦を決めた豊島八段。

【豊島八段の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「最後の最後までわからない状態でした。途中はちょっと苦しそうな局面もあったと思います」
――どのあたりで、良くなったのでしょうか。
「△4七金(120手目)と取って、何もなければ勝っているような気がしました」
――これで挑戦権を得ました。七番勝負に向けてはいかがでしょうか。
「しっかりと調整をして、よい将棋を指せるように頑張りたいと思います」

Img_6565 敗れた羽生竜王。

【羽生竜王の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「なんかちょっと攻め込まれる形になってしまった、模様が悪い展開が続いていたような気がします。難しいところもあったような気がするんですが、よくわからなかったですね」
――終盤までギリギリだったように思いましたが。
「そうです。ちょっとどうやればよかったのかが、よくわからなかったです」

98図の△7九角は、後手が寄せに出た手。形勢難解と見ていた控室の検討陣ですが、この手を見て検討した結果、先手がしのぐ手段が見つかっていません。急転直下、後手が優勢になった可能性が高いと見られています。

91時刻は18時50分を回りました。
局面が進み、いよいよ終盤戦に入ります。控室では、基本的に先手優勢と見て検討を続けていますが、具体的に差を広げるのは容易ではなく、まだまだ難解なようです。

73図は17時10分頃の局面。
後手は6五桂を取り、先手は8五桂を取りました。控室の佐々木大四段は「先手が8五桂を取れたのは大きいです。先ほどまでは先手を持つのは少しつらい印象でしたが、現局面はどちらを持っても互角だと思います」と語った。
▲7六歩には△同飛が一番自然ですが、▲7七銀と引かれて、以下△7四飛は▲6六桂、それ以外の場所に逃げると▲6四飛があって、先手の駒がさばけてきます。といって、後手もほかの手が難しいようです。