2017年5月21日 (日)

挑戦者決定リーグ最終戦

第58期王位戦は、挑戦者決定リーグの最終戦を迎えました。対局は5月22日(月)に一斉対局で行われます。

4回戦までの対戦結果は以下の通りです。

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※表中の豊島将之七段の段位はリーグ参加時のもの(現在は八段)

棋譜中継は優勝に絡む以下の4局を、そのほかの結果につきましては、中継ブログで紹介いたします。

【紅組】
▲木村一基八段(3勝1敗)★-△澤田真吾六段(4勝0敗)★

【白組】
▲菅井竜也七段(3勝1敗)★-△渡辺明竜王(1勝3敗)
▲豊島将之八段(2勝2敗)-△佐藤天彦名人(3勝1敗)★
▲佐々木勇気五段(3勝1敗)★-△丸山忠久九段(0勝4敗)

★=優勝かプレーオフ進出の可能性がある棋士

リーグの状況を整理して紹介します。

【紅組】
紅組は澤田真吾六段が4戦全勝で単独トップ。木村一基八段が3勝1敗で追っています。最終戦は両者の直接対決のため、澤田六段が勝てば紅組優勝、木村八段が勝てばプレーオフにもつれこみます。
リーグ残留は、プレーオフになった場合、両者が残留の権利を獲得します。澤田六段が優勝し、阿久津主税八段が勝った場合は木村八段と阿久津八段が3勝2敗で並びます。2人の直接対決は阿久津八段が制しているため、阿久津八段がリーグ残留となります。

【白組】
白組は菅井竜也七段、佐藤天彦名人、佐々木勇気五段の3人が3勝1敗で並ぶ激戦で、優勝の可能性もこの3人に絞られています。

本日の結果による、優勝及びリーグ残留の状況は以下の通りです。

3人全員が勝った場合……トーナメント式のプレーオフで前期リーグに参加していた菅井七段がシードで残留権利が確定。1回戦の佐藤天名人-佐々木勇五段戦の勝者も残留権利を得ます。

2人が勝った場合……勝った2人がプレーオフに進出し、残留の権利を得ます。

1人が勝った場合……勝った棋士が白組優勝です。リーグ残留は3勝2敗で並んだ棋士の直接対決を比較し、同じだった場合は前期成績を比較して決定します。

3人が敗れた場合……佐藤天名人の対戦相手の豊島八段も3勝2敗となり、4人が3勝2敗で並びます。4人の直接対決の結果を比較すると、菅井七段と佐々木勇五段が2勝1敗で並びますが、両者の直接対決を佐々木勇五段が制しているため、佐々木勇五段が白組優勝、菅井七段がリーグ残留となります。

【AbemaTV 生中継】

本日の一斉対局はAbemaTVで生中継が行われます。
解説は戸辺誠七段、藤森哲也五段。聞き手は久津知子女流二段、鈴木環那女流二段です。
https://abema.tv/channels/shogi/slots/8uxEM4iAjEdD9H


棋譜中継は吟、文、独楽、睡蓮、ブログは八雲が担当いたします。
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