2014年7月24日 (木)

終局直後

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【羽生善治王位への終局直後のインタビュー】

──実戦例がある将棋でしたけど封じ手の辺り、その後の分かれはどうでしたか?

これも指してみたかった形なんですけど、駒得でもまとめるのが苦労する将棋でしたね。三枚換えで得はしているんですけど、▲7五歩(93手目)と催促されて忙しいので、あの辺りの指し手に問題あったかも知れません。

──△6五香(96手目)~△6七香成(98手目)~△6六歩(104手目)と繋いだ辺りはどうですか?

あの辺は悪いと思ってたんで粘りにいってる感じですね。歩が足りないのではっきり苦しいと思ってました。

──終盤戦は?

終盤はよく分からなかったです。中段に上がった局面ははっきりしないと思って指してました。自信があるわけではないけど簡単ではなさそうな局面ですね。

──どの辺で勝ちを意識しましたか?。

端を突いて△7八金(150手目)を打った辺りで残っているかなと。

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【木村一基八段の終局直後のインタビュー】

──攻める展開になりましたが、仕掛けの分かれはどうでしたか?

前例があると思いますけど、分かれはまずまずかなあと。ただまとめ方が少し良くなかったですね。具体的には▲4一と(119手目)が良いか悪いか分からなかったのと、あと▲4三金(129手目)は酷かったですね。△7八銀(130手目)が結構キツくて。ああいう感じになるなら他にやりようはあったので、だらしなかったなと思います。

(夏芽)