2014年5月

2014年5月26日 (月)

第55期王位戦七番勝負の日程は以下の通りです。

【第1局】
7月8・9日(火・水)石川県輪島市「輪島温泉 八汐」
【第2局】
7月23・24日(水・木)徳島県徳島市「渭水苑」
【第3局】
8月5・6日(火・水)北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」
【第4局】
8月20・21日(水・木)福岡県福岡市「ホテル日航福岡」
【第5局】
8月27・28日(水・木)兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」
【 第6局】
9月10・11日(水・木)神奈川県秦野市「元湯 陣屋」
【第7局】
9月24・25日(水・木)神奈川県秦野市「元湯 陣屋」

Ae101

Ae102
(牛蒡)

Ad016 (木村一基八段は第50期以来、2度目の王位挑戦)

――指し直し局を振り返って
木村 前例のない将棋でよくわかりませんでした。積極的に指したのが結果的にうまくいったようです。

――挑戦者になった今の気持ちは
木村 うれしいです。充実している人に挑戦できるので。あまりさえた成績ではないので、はずかしくない将棋を指したいです。

Ad024 (敗れた千田翔太四段。最速のタイトル挑戦はならなかった)

――指し直し局を振り返って
千田 想定局面(の形勢判断)がそもそも間違っていました。その時点で相当こちらが形勢を損ねていました。そこからは勝ち目が薄い将棋になってしまったので。具体的には37手目▲7七桂(図)です。そこで△5五角と打つ予定だったのですが、▲7六歩△7四飛▲4六歩△7六飛▲6六歩(参考図)で、それでもうひどい事になっているので。

――初めて挑戦者決定戦を指していかがでしたか
千田 実力不足でした。

Kanso

Ad004 (終局直後)

(牛蒡)

A59激しい変化に入りました。先手はどこかで▲6八銀が壁形を解消する大きな手になります。控室の評価は変わらず先手よし。ただ、先手玉も堅いわけではないので、怖いところはあります。木村八段が席を外すと、千田四段は膝立ちになって頭を抱えました。

(牛蒡)

A47▲8三角は好手と評判です。△7四角は▲6一角成△同玉▲7五金。これは玉が薄くて後手が戦えません。△2四飛には▲6五角成か▲5六角成か。安全に指すなら飛車の横利きを残す▲6五角成、決めにいくなら▲5六角成(つぎに▲3四歩がある)といわれています。

Ac005(青野照市九段が様子を見にきた)

(牛蒡)