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第86期棋聖戦五番勝負第4局

2015年7月15日 (水)

次の一手問題

B527 (現地解説会の主担当は飯塚七段)

B523 (青野九段もゲスト出演。終盤戦を前に次の一手問題が出された)

0715_80図の局面で問題。候補手は▲6三歩、▲5五歩、▲4四歩、その他。「これは難問です。『その他』はかなり有力だと思います」と青野九段。形勢については飯塚七段が「こういう混戦は羽生ペースという気がします」と話していました。


(牛蒡)

苦渋の歩成り

0715_71 69手目▲6三歩から△6一金▲6二歩成(図)と進みました。以下(1)△6二同金なら68手目の局面で先手の持ち歩がなくなった形と同じ。先手に得は一切ありません。羽生棋聖は▲6三歩の非を認め、1歩損でも68手目からやり直す覚悟を決めたわけですが、豊島七段は▲6二歩成を相手にせず、(2)△7七桂不成でさらに良さを求めにいきました。この選択がどうでるか。


B512 (「タイトル戦の中盤戦でこの類の手(▲6二歩成)は見たことがない」と青野九段)

(牛蒡)

激しい展開

0715_69 6・7筋に質駒が多く、激しい変化の多い局面。後手は6二金を逃げない変化まで考えられます。たとえば図から△7七桂成▲同桂△6六銀。以下▲6二歩成には7七の地点に殺到します。

金を逃げる場合は△6一金が有力視されています。6一金型なら△7五飛▲同飛の変化で▲7一飛成がありません。


B167 (羽生棋聖=対局開始前)

(牛蒡)

午後のおやつ

対局者の午後のおやつを紹介します。いずれもブールミッシュの市川健一シェフがこの日の対局者それぞれのために制作した作品です。

羽生棋聖 キャラメルショコラ・ポワール、コーヒー
豊島七段 ルレクチェのメープルロール、紅茶

-キャラメルショコラ・ポワール-
ルレクチェを使用したカヌレ型のチョコレートケーキ。
土台にクッキー(ショコラ・シュトロイゼル)を備え、ソテーしたルレクチェを中心部にキャラメルショコラ生地を包みます。その上に小麦粉を使わずココアだけの生地ビスキュイ・ショコラ・サンファリヌを中間の土台にし、マダカスカル産バニラビーンズを合わせたキャラメルムースをのせ、異なる味と食感を四層に下から重ねています。
頂上には中心部と同じソテーしたルレクチェを置き、金箔をまぶして仕上げ、表面はチョコレートパウダーとグラサージュショコラで糖衣をかけています。小麦粉を使ったスポンジは登場しない、カヌレ型の容姿で極限までに柔らかい食感のショコラのプティガトーです。

-ルレクチェのメープルロール-
ルレクチェのメープルロールルレクチェを中に巻いた、メープルシュガーのみを使用したロールケーキ。この商品は、7月25日(土)、26日(日)にブールミッシュ銀座本店、池袋西武、恵比須三越、横浜高島屋で1日あたり限定個数販売いたします。
ソテーしたルレクチェを、焦がしたメープルシュガーを使用したキャラメルクリームで包み、さらにきわめて軽い食感のスフレのロール生地で巻き込んでいます。ロールの上には、ソテーしたルレクチェを添えています。表面をココアパウダーで飾っています。
グラニュー糖など洋菓子で通常使われる砂糖分は一切使用しておらず、カナダ・ケベックのメープルシュガーのみを使用しています。上品な天然の甘みとスフレ生地の軽い食感、ルレクチェの芳醇さが夏に食やすいロールケーキとなっています。

今回、二品に使用したルレクチェは明治期にフランスから新潟県に導入された西洋梨で、際立ったフォルムから「西洋梨の貴婦人」、栽培が難しく生産 量が限られ「幻の洋梨」とも呼ばれました。新潟の天候、肥沃な土壌と高度な栽培技術によって生み出される新潟のルレクチェは、日本を代表する高級果物と なっています。

【リンク先】
http://www.boulmich.co.jp/maison_bm.html

B490 (キャラメルショコラ・ポワール)

B472 (ルレクチェのメープルロール)

(牛蒡)

現地解説会開始

B440 (解説の一番手は田中寅彦九段)

B426 (特別ゲストに藤田麻衣子さん)

B429 (前夜祭会場と同じ場所で解説会が行われている)

B445 (ブールミッシュの販売ブース。対局者の午前のおやつと同じお菓子)

(牛蒡)

桂損でも難しい

0715_58 48手目△6二金から▲5六歩△4六銀▲同銀△同角▲5五銀、さらに△2四角▲2五歩△同桂▲同飛△3一玉(図)まで進みました。△2四角は駒損の変化になるので後手苦戦と思われていましたが、△3一玉が落ち着いた手で意外にも難しいようです。先手は歩切れもそうですが、大駒ににらまれていて玉の囲い方が難しい。一方、後手は△2一玉など有効手がたくさんあります。「豊島さんの老獪な指し回し」と田中寅九段は話しています。


B106 (豊島七段=当日朝)

難しい局面

0715_48 再開後の一手は△6二金(図)でした。後手陣右を広く守っていて、評判のよい手です。ちなみに△6二金に代えて△5二金では▲7二角がありました。


0715_48s ただ、△6二金には▲5六歩が気になります。銀を引くようでは押さえこまれそうなので、△6二金▲5六歩△4六銀▲同銀△同角▲5五銀(参考1図)までは進みます。(1)△2四角▲2五歩△3五角▲3六歩△4四角▲同銀△同歩は歩切れでも先手よし。(2)△5五同角▲同歩△7三桂(参考2図)が予想されています。


0715_48s2 参考2図は△6五桂と△4五桂の二枚桂の攻めが見えています。▲6六銀には△8六歩や△4四飛で どうか。


B409 (控室の検討が続いている)

(牛蒡)

対局再開

B398 (羽生棋聖は13時過ぎに戻ってきた)

B392 (その数十秒後に豊島七段が席につく)

B379 (緊迫した局面を迎えている)

(牛蒡)

休憩中の対局室

B305 (左奥の小屏風は空調の風が直接当たらないようにするための配慮)

B306_2 (写真中のタブレットは富士通製タブレット「Arrows Tab F-03G」です)
https://www.nttdocomo.co.jp/product/tablet/f03g/

B353_1 (窓の外は竹林)

B343 (駒は竹風作の菱湖書)

B326 (菱湖書は前夜祭でも話題になった)

(牛蒡)

昼食休憩

0715_4712時、図の局面で昼食休憩に入りました。豊島七段は休憩前に33分を消費しました。通計の消費時間は▲羽生1時間5分、△豊島1時間28分。対局は13時に再開します。羽生棋聖の昼食は天ざるそば、おにぎり(シャケと梅)、豊島七段は温かいそば、サラダ、おにぎり(シャケと梅)。


B302 (羽生棋聖の昼食)

B296 (豊島七段の昼食)

(牛蒡)

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