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第83期棋聖戦五番勝負第1局

2012年6月 6日 (水)

両者、残り10分を切る

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図は△7六銀の局面。ここで時間を使って考えた羽生棋聖は「残り10分です」と記録係から告げられました。中村六段も既に残り4分。両者残り10分を切り、難解な終盤戦に入りました。
控え室では先手の指す手が難しいと言われています。

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(昼食休憩明けの中村六段。羽生棋聖を追い込めるか)

(翔)

大盤解説会

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(70手目△8五馬に▲8六角とする変化を解説中)

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(実戦は▲7七角)

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(▲7七角に△5五桂打▲7六金△6七桂成▲同玉△6五香▲5八玉△6七銀▲4九玉△7六銀成を解説。「これは後手が勝ちそうな変化ですね。△5五桂打が利くかどうか」と畠山七段)

(翔)

18時頃の控え室

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桐山九段「(65手目)▲2九飛と△9八馬は予想されていなかった手です。▲2九飛は馬が6七に利いているのを嫌った手です。△9八馬では△7八馬が自然なんですが、相手の思うようにはさせないという気持ちでしょうね。形勢はどちらがいいとも言えません」

365
(18時頃の控え室)

364
(大橋三段と香川女流1級はなぜ△9八馬で△7八馬と指さなかったか調べている)

(翔)

残り20分、残り50分。

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▲5三桂成に考えていた中村六段は、「残り20分です」と告げられしばらく経ってから△5三同金と応じました。
席を外していた羽生棋聖は記録係の福間三段に「指されました」と言われると「あ、はい」。続けて「羽生先生、残り49分です」と言われました。両者とも残り時間が少なくなってきました。

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(昨日の前夜祭にて。両対局者と立会人の桐山九段)

(翔)

17時過ぎの淡路島

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(▲5三桂成に△同銀▲8五歩を検討している。形勢は「まだ難しい」)

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(17時過ぎの淡路島から見える風景)

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(大きな鳥が飛んでいた)

(翔)

16時半頃の控え室

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(棋士・女流棋士が全員大盤解説会場にいるため、大橋貴洸三段がひとり継ぎ盤に向かっている。大橋三段は今年4月に関東奨励会から関西奨励会に移籍した)

(翔)

指導対局

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(淡路島で行われた子ども大会の入賞者に対しての指導対局が始まった。子どもたちは学校が終わってからホテルニューアワジに来場)

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(「自分の将棋に集中して」「負けるのは仕方がないけど諦めるのはよくない」などアドバイスをしながら指していく畠山鎮七段)

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(室谷由紀女流初段)

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(一生懸命考える子どもたち)

(翔)

16時過ぎの大盤解説会

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(大盤解説会には桐山清澄九段と香川愛生女流1級がゲスト出演)

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(桐山九段)

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(香川女流1級)

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桐山九段「羽生棋聖が勝つやろなと思う方はどのくらいいらっしゃいますか?」

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桐山九段「では、高い勝率と勢いのある挑戦者が勝つやろなという方は?」

(翔)

「その他」が正解

_53図の▲5五香を見た中村六段が長考に沈みました。「指す手がなくて困っているのではなくて、指したい手が多くて迷っているのでしょうね」とは桐山九段。

_54中村六段は「この1手に何分考えていますか」と記録係に尋ね「1時間5分です」の答えを聞いてさらに少し考えて、△4二金寄と指しました。
▲5五香の局面で大盤解説会では次の一手が出題されていました。「△4四銀」「△9四歩」「その他」の3択問題でしたが、正解は「その他」になります。

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(朝、羽生棋聖が入室する前。瞑想する中村太地六段)

15時のおやつ

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(羽生棋聖のおやつはチーズケーキとホットレモンティー)

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(中村六段のおやつは抹茶ケーキ、カットフルーツ、ホットティー)

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(抹茶ケーキ。上に乗っているのはマロン)

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(カットフルーツ)

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(チーズケーキ)

(翔)

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