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2018年7月10日 (火)

高島屋

高島屋は、これまでにも数多くタイトル戦が開催されてきた将棋界に縁の深い宿です。本館は築260年の庄屋屋敷(国の有形登録文化財)で、実に風情ある佇まい。緑豊かな庭園を備えており、対局室からは凛とした美しさを感じさせる竹林を眺めることができます。
「泊まれる料亭」といううたい文句の通り、食事も宿泊の楽しみの一つ。地元の旬の食材を生かした彩り豊かな伝統的日本料理を堪能することができます。
近年の棋聖戦では番勝負の後半の対局場になることが多く、2015年の第86期からは3期連続で、この高島屋において番勝負が決着しています(いずれも羽生棋聖が防衛)。なお、第86期は豊島八段(当時七段)が棋聖に初挑戦した期。決着局となった第4局は、羽生棋聖が6三に打った歩をその直後に▲6二歩成と消しにいったことでも話題を呼びました。

【高島屋】
http://www.takasimaya.co.jp/

【第86期棋聖戦五番勝負第4局 ▲羽生善治棋聖-△豊島将之七段戦(肩書は対局当時)】
http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/86/kisei201507150101.html

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Dsc_1081 (温かな雰囲気のロビー)

Dsc_1085 (故・原田泰夫九段が「名局の宿」と書した掛け軸が飾られている。原田九段は新潟県分水町の出身)

Dsc_1084 (こちらは今期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負の記念扇子)

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Dsc_0796 (対局室からの景色)

(睡蓮)

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