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2014年4月30日 (水)

終局直後の様子

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(終局直後の様子)

Img_0434(インタビューを受ける森内竜王・名人)

【森内竜王・名人インタビュー】

―― 今日の将棋は珍しく角道を止めて向かい飛車にされました。
「そうですね。まあ、そういう展開だったということもありました」

―― このところ流行形ではなく、力将棋が多い感じがしますが、そうした方向を心がけているのでしょうか。
「心がけているというわけではありませんが、この将棋も序盤から前例がなく一手一手難しい将棋になったので、考えながらやってみようと思っていました」

―― どのあたりで優勢を意識されましたか。
「最後△6九銀とかけて、こちらの玉が寄らなそうなのでいけるかなと」

―― 棋聖戦挑戦が決まりました。名人戦とは立場を換えて羽生棋聖に挑まれるわけですが、前回の挑戦は75期で10年ぶりの挑戦となります。
「久しぶりですし、前回は1番も勝てなかったので――、今回は頑張りたいです」

―― 名人戦との同時進行になりますが、何か気を付けることなどはありますか。
「持ち時間が異なりますから、切り替えをうまくやっていければと思います」

Img_0446(村山七段はタイトル初挑戦はならなかった)

【村山七段インタビュー】

―― 今日の対局についてお聞きします。69手目に▲6一飛成と踏み込みましたがその辺りはいかがでしたか。
「そうですね。ちょっとゆっくりした展開になると苦しいかなと、勝負手気味にいったのですが、成算はそんなになかったですね」

―― どこがまずかったか、というのはいまわかりますか。
「終盤も難しいかと思っていたのですが、▲4二香成(101手目)のところはいろいろ組み合わせがあって分からなかったです」

―― 初めての挑戦はかないませんでした。
「残念ですが、一所懸命やったのでしょうがないかなと」

(八雲)

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