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2013年6月22日 (土)

詰めろ竜取りでどうか

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△2九飛成と羽生棋聖が桂を取った局面。
「(△2九飛成)詰めろじゃないですよね」(森下九段)
「やっぱり。詰まないよね」(伊藤能六段)
伊藤六段と澤田五段がしばらく考えていたが詰まないと結論を出しかけていたところだった。
先手玉は詰めろでなければ、後手玉に詰めろで迫っていけばいいことになる。澤田五段が▲9六角を指摘して大盤解説会場へ向かった。▲9六角は▲5三成銀△3二玉▲4一角成以下の詰めろで、7八の竜にも当たっている。

■ニコニコ生放送■
塚田泰明九段>ここで先手に有効な手がないと羽生棋聖は見ているのでしょう。7筋に飛車や竜が居て、自陣まで利きが通っているのが急所なんですね。
▲3四桂には△5八竜がありますね。(1)▲同玉は△5七金以下先手玉は即詰み。(2)▲3六玉は△3五歩▲同玉△2三桂▲2六玉△3五金▲1六玉△3四金上で安全勝ちを目指せますね。この△5八竜を羽生棋聖は発見していますね。

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(吟)

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