2011年3月18日 (金)

終局後インタビュー、感想戦

久保利明棋王の談話
「勝ちを意識したのは最後の最後です。△7六玉(106手目)あたりまで気づいていませんでした。序盤は▲5七銀と引けないと思っていたのに引かれてしまい(41手目)、苦しくしました。△5三飛(54手目)はこれ以外に受けがないと思いました。この将棋も負けだと思っていたし、(この五番勝負は)大変な将棋が多かったです」

渡辺明竜王の談話
「(106手目△7六玉では)△8六玉しか読んでおらず、それで勝ちだと思っていました。△7六玉を指されて、少し考えてダメだということがわかりました。(41手目▲5七銀は素晴らしい構想では?)しかし攻め急いで飛車交換になったので(63手目)、失敗したかなと思っていました。ただ終盤は勝ちだと思って指していました」

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(穏やかな表情で感想戦を進める久保利明棋王)

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(感想戦では笑みを浮かべることもあった渡辺明竜王)

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(20人近い人数の棋士、奨励会員が感想戦を見ていた)

(翔)