女流王位戦中継Blog

上図は▲５八飛△７六歩に▲２六歩と突き出したところ。この手は後手に有効手がないのを見越した手との評判です。△２六同角▲３五歩△７七歩成▲同角△７六飛と進み、▲５三歩が軽手。

△５三同銀と取らせて里見女流四冠は▲５六歩と合わせました。銀を５三に呼んだ効果で、次に▲５五歩～▲５四歩が厳しい狙いになっています。対して渡部女流王位は△６六歩と突き出して局面の複雑化を図ります。

（動いていった渡部女流王位。成果を得られるか）

（飛龍）

15時に、のがみプレジデントホテルで大盤解説会が始まりました。開始40分足らずで100人近くのお客さんが来場しています。入場無料で終局まで。懸賞次の一手を２回出題するとのことで、20人以上に扇子や色紙等の賞品が当たります。

（空席はあとわずかだが、立ち見もできる）

（豊川七段の解説で聞き手を山口絵女流１級が務める）

（選択肢の提示できる局面。お客さんに候補手を選んでもらう）

（豊川七段は軽快なトークと大きな身振りで、楽しく分かりやすく解説）

（山口絵女流１級は豊川七段のギャグについていけるか）

（飛龍）

上図は金取りに飛車を回ったところ。以下、△７六歩▲７四歩△同金▲７六飛△７五歩までは検討されていましたが、そこで里見女流四冠は７七に飛車を引きました。

さらに△４四角▲４五歩△５三角▲７八飛△８四飛▲６七歩△６四金▲４六銀△７四飛で下図。互いに細かく駒を繰り替えて主張点を見いだそうとしているかの様子です。

（里見女流四冠は４六銀型の高美濃に組み替えた）

（飛龍）

（松は上から下まで見えていると、見栄えがよいのだそう）

（灯篭が新緑に映える）

（太鼓橋と東屋を望む）

（気づいた山口絵女流１級が手を振るも、太鼓橋に焦点が当たってしまった）

（飛龍）

「健幸都市」とは、個々人が健康かつ生きがいを持ち、安全安心で豊かな生活を営むことのできること（健幸）をこれからの「まちづくり」の中核に位置づけ、市民誰もが健康で元気に幸せに暮らせる新しいまちづくり、だそうです。

（飯塚市健幸プラザを拠点に）

（至るところにカロリー消費の目安が示され、市民を啓蒙している）

（飛龍）

昨日の検分前、市内の勝森公園まで足を伸ばしました。春先には桜の名所としてにぎわうそうです。

（高台の広場にはユニークな遊具）

（駅に見立ててSLが止まっていた）

（D60は筑豊地区の石炭輸送に大活躍した）

（赤い欄干の橋がかかる池には噴水があった）

（勝森公園から少し歩いたところに、名物のからくり時計があった。整備中の模様）

（飛龍）

指導対局を終え、15時からの大盤解説会を前に豊川七段と山口絵女流１級が旧伊藤伝右衛門邸に戻ってきました。

（早速、継ぎ盤を挟み、島井女流二段も検討に加わる）

難しいねじり合いとなり、14時20分には図の局面まで進んでいます。

（飛龍）

14時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。里見女流四冠はロイヤルミルクティー。渡部女流王位は飲み物がなく、ガトーショコラ。記録係の藤井女流１級はガトーショコラにアイスコーヒーをつけています。

（里見女流四冠は午前に続いてロイヤルミルクティーを連投）

（渡部女流王位のおやつ。ガトーショコラ）

（藤井女流１級にはさらにアイスコーヒーも）

（飛龍）

13時になり、対局再開。藤井女流１級が定刻を告げると、渡部女流王位は△６五歩と突き出しました。△６五歩を見た里見女流四冠は読み筋だったのでしょうか。体を前に倒すとすぐに金を４七に寄っています。

（再開の声がかかると、渡部女流王位は直ちに盤上に手を伸ばした）

（里見女流四冠はノータイムで▲４七金と寄る）

（▲４七金までの盤面）

（午後の戦いが始まる）

再開から２分とたたないうちに、さらに△７三桂まで進みました。

（飛龍）

（盤面）

（対局室）

（床の間）

（対局室から眺める庭）

（ツツジが盛り）

（飛龍）