第22期女流王位戦五番勝負第2局

2011年5月18日 (水)

本日の棋譜

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終局は20時、消費時間はともに3時間59分。

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第3局は6月15日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝
右衛門邸」にて行われます。
本日はご観戦ありがとうございました。

(吟)

菅井四段の感想

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【チャット解説・菅井四段の感想】

「本局は甲斐さんの先手中飛車から始まり、序盤中盤は甲斐さんの
ペースの将棋でした。印象に残っている手は、▲8五角~▲8七歩(図)
です。▲8七歩が素晴らしい一着で優勢になりました。そこから、清水さ
んの辛抱も素晴らしく終盤は一手違いの大熱戦でした。時間切迫もあり、
ミスもありましたが、一局を通して大熱戦の中身の濃い良い将棋だったと
思います。本日は最後までご観戦して頂きありがとうございました」。

(吟)

大盤解説会場での感想戦

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神吉七段の激しいツッコミに甲斐女流王位もタジタジ。

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神吉「清水さん、いい局面があったんじゃないですか」
清水「あったんでしょうね。きっとあったと思うんですけど、
    もう疲れちゃいました」
神吉「△3九銀(98手目)の局面は勝ちだと思ってたんで
   すが」
清水「寄せにいったつもりだったんですけど……」
神吉「この△5九飛は打った場所がよくなかったね」
清水「王手飛車がかかってびっくりしました。心臓が止まる
   かと思いました」
神吉「ギリギリの斬り合いが非常におもしろい一局でしたね。
   清水さんの序盤桂損してからの挽回は、すごく見応えが
   あったと思います。それでは、お二人に第3局の抱負をう
   かがいたいと思います」
甲斐「今回はずっと受けてばっかりだったので、第3局は自分
   からもう少し攻める展開にしたいですね。主導権を握って
   指したいです」
清水「女流王位戦は全国を転戦するのが特徴で、徳島(第4局
   の対局地)のみなさんも待っていると思います。そこまで行
   けるようにがんばります」

大盤解説会場で感想戦を行った。あらためて対局室へ
戻っての感想戦は行われなかった。

(吟)

終局直後の両対局者

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(吟)

甲斐女流王位、大熱戦を制す。防衛まであと1勝

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図の▲1六銀を見て清水女流六段が投了を告げた。これで甲斐女流王位は今シリーズ2連勝とし、初防衛へ王手をかけた。

(文)

甲斐女流王位 再び勝勢

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先手玉は寄らず後手玉は捕まっていそう。したがって先手勝勢が
控室の結論。

(吟)

派手な応酬

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▲7七角の王手飛車に△4四桂と派手な切り返し、
控室ではもはや手の善悪ではなく、じっくりとモニタ
ーを凝視して、両対局者の指し手を固唾を飲んで
見守っている。

(吟)

19時30分頃の対局室

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(対局室連続静止画より)

さいごの気力を振り絞って両対局者は戦っている。

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外はいつの間にか真っ暗に。

(吟)

混戦模様に

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「混戦になってきた」「流れが変」などの声が控室から聞こえる。
どちらの玉も容易には寄りそうがない。

(吟)

端から脱出

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1八へ居た先手玉が3八まで出てきた。3筋は金・銀がおり、
先手にとっては安心できる場所と言えそうだ。

(吟)

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