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2017年1月14日 (土)

前夜祭 中締め

Dsc_0305 (小林忠・岡田美術館館長から女流公式戦通算600勝を達成、将棋栄誉賞を受賞した清水女流六段に花束が贈られた。清水女流六段は11月28日に東京・将棋会館で行われた第43期岡田美術館杯女流名人戦・女流名人リーグで甲斐智美女流五段に勝ち、女流棋士2人目となる女流公式戦通算600勝達成)

Dsc_0317(来賓代表あいさつは山口昇士・箱根町町長)

昨年に引き続き、女流名人戦の第1局が行われますことは、箱根にとって非常に光栄なことでございます。第93回箱根駅伝、読売新聞が主催ですけれども、無事に終わりました。そして報知新聞主催の、この女流名人が行われることは、町として非常にうれしいと思っております。先ほどから岡田美術館を見学された感想を述べておられました。岡田美術館は箱根に開館して3年ですが、いまや2000万人近く来られる観光客の中でも、岡田美術館を見学される方が増えている。箱根にとっては大事な施設でございます。その岡田美術館の冠名をつけて女流名人戦をやっていただくということは、あの素晴らしい雰囲気の中で熱戦を繰り広げていただけるのではないかと、期待をしているところでございます。昨年は大涌谷の火山活動が7月まで続きました。皆さんにはたいへんご心配をいただきました。全国からご心配、あるいは応援しているよというメッセージをいただきました。皆さんの前で感謝を申し上げたいと思います。先ほど、里見女流名人に「心配ではなかったですか」とお聞きしたところ、「対局に集中していたので何も心配なく、いい将棋が指せました」ということをいっていただきました。本当にありがとうございました。7月にはロープウェイが全線開通し、大涌谷も入ることができ、黒たまごも食べることができ、普通の箱根に戻ってきました。これからも箱根にお越しいただければと思っております。

Dsc_0323 (中締めは青野照市・公益社団法人 日本将棋連盟専務理事)

皆さまと親しくお話をさせていただきました前夜祭、名残惜しいですけれども中締めの時間ということで、ごあいさつを申し上げます。昨年よりも倍の数、こうしてお越しいただきましたファンの皆さまに、感謝申し上げます。本当にありがとうございます。女流名人戦は第43期と長い歴史がありまして、この女流名人戦が女流棋士、女流プロを作ったといっていいと思います。女流棋士の第1期が私の現役生活の始まった年と同じということで、非常に思い入れの深い棋戦でございます。私も美術館にちょくちょく行っていまして、焼き物が好きなのですが、まるで上海美術館のような気がします。見ていない方がいましたら、見ていただきたいと思います。明日の対局、解説会とともに、この五番勝負、注目していただければと思います。


本日の更新は以上です。明日の女流名人戦第1局をお楽しみに。

(書き起こし・文、写真・吟)

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