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2017年1月22日 (日)

出雲

島根県の東部に位置する出雲市は、市の北部に島根半島、中央部に出雲平野、南部には中国山地と、多彩な地勢を抱えています。人口はおよそ17万5千人(2016年末)で、島根県では松江市に次いで2番目となっています。

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古事記や日本書紀によれば、高天原を追放されたスサノオノミコトが降り立った地が出雲であるとされており、神話の多くが出雲地方を舞台としています。そのため歴史・文化遺産が豊富で、特に、スサノオの子孫である大国主大神を祭神とする出雲大社(写真)は全国的に有名です。ちなみに、一般的には「いづもたいしゃ」と呼ばれますが、正式には「いづもおおやしろ」と読むそうです。
出雲大社では旧暦の元旦に福神祭が行われます。地元ではこの時期の大きなイベントとして知られており、多くの人が集まります。平成29年は1月28日(土)午前1時開始です。

JRが数多く運行していた寝台特急の多くは、時代の変換により廃止されましたが、唯一、東京から出雲を結ぶ「サンライズ出雲」だけが現在も定期運行されており、出雲地方の人気の高さがうかがえます。

Pl201422677174宍道湖。

隣の松江市と出雲市にまたがる宍道湖は海水の混じる汽水湖で、シジミの産地として有名です。ほかにもウナギやスズキ、ワカサギなどと合わせて、宍道湖の七珍として知られています。また、国内有数の水鳥の渡来地でもあり、隣接する中海とともに2005年にラムサール条約に登録されています。

農産業では、果樹、特にぶどうの生産が盛んで、出雲市内にはワイン醸造を行うメーカー「島根ワイナリー」があります。こちらでは、ワイン醸造の見学や、試飲を楽しめます。

(八雲)

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