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2012年1月22日 (日)

終局直後

終局後、両対局者にインタビューが行われた。

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―― 戦型として四間飛車を使うかどうかが気になっていなんですが、中飛車を選択されました。
里見 うーん、作戦として決めていたというか、今回は中飛車でいこうと思ったので。変化したとかそういうわけではないです。
―― 第1局に敗れて決めたというよりは、最初から決めていたということでしょうか。
里見 そうですね。
―― 序盤は指しやすいのではないかという声があったんですけども。ご自分ではいかがでしたか。
里見 自分では指しやすいかなと思っていたんですけども、難しくなったのかなと。
―― 中盤から終盤にかけて、清水女流六段のほうがいいという声もあったんですが、その辺りは。
里見 ちょっと苦しくしたかなと思っていました。
―― 終盤はかなり激しくなりました。難しかったと思うのですが。
里見 最初はよかったと思うので、ゆっくりしたほうがいいのかなと思っていたのですが……。途中は悪くなる変化もあったと思います。
―― これで1勝1敗、第3局が大事な対局になってくるかと思うのですが、これに向けての抱負をお願いします。
里見 また改めて作戦を用意して、一生懸命指せたらいいなと思います。

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―― 里見女流名人が中飛車を選択されたときに、1分くらい時間をとって対応されていたかと思うんですけども、この中飛車については。
清水 中飛車だな、と。タイトル戦なのでいちいち驚いていられないですね。
―― 序盤は里見女流名人がいいのではという声があったんですけれども、清水女流六段としてはどのようにとらえていましたか。
清水 乱戦の、手探りの形になったので、形勢判断が難しかったですね。
―― 途中で香を2枚並べたところでは、逆に清水女流六段がよくなったと言われていました。
清水 優勢の局面を引き寄せる手順が見つけられなかったですね。
―― これで星が並んで、大事な第3局になるかと思うんですけれども、それに向けて。
清水 どの対局も一局一局全部大事な対局なので、特にそうは思わないのですが、まだ対局が続くので、これからもしっかり指したいと思います。

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(文)

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