2018年7月20日 (金)

7月20日(金)は、第8期リコー杯女流王座戦本戦の本田小百合女流三段(写真左)-伊藤沙恵女流二段戦をお送りします。対局場所は東京・将棋会館で、持ち時間は各3時間です。

Hondaitou

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/8/joryu_ouza201807200101.html

中継担当は睡蓮です。どうぞよろしくお願いいたします。

2018年7月19日 (木)

Joryu_ouza201807190201_74和田女流初段は△4七歩の犠打で飛車先を重くさせ、取れる銀を取らずに6七に桂を成って角取りをかけました。以下、▲2三歩△同玉▲2四歩△同銀▲4四角△3三金打。手番を握れば△8六飛や△5七成桂の楽しみがあります。

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Wada06 (和田女流初段に反撃の手番は回るか)

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▲西山女王-△鈴木女流二段は西山女王の攻勢が続いていましたが、鈴木女流二段も駒を蓄えて反撃。一気に寄せ合いに突入しました。現状の先手玉はまだ詰めろになっていないので、先手は駒を渡さず後手玉に迫れれば勝てる状況。しかしその手段はあるでしょうか。

Joryu_ouza20180719010175図は直前の▲2六香△1二銀に▲3六桂と打ったところ。馬取りと同時に▲2四桂打も狙っています。側面からの攻めには強い後手陣ですが、2筋は最大の弱点。そこを突いた西山女王の反撃が始まろうとしています。

Photo_81 (辛抱が実ったか、西山女王は反撃のチャンスを得た)

Photo_86 (鈴木女流二段は我慢の時間帯を迎えた)

Joryu_ouza201807190201_51図の▲2五桂で金が逃げられず、室田女流二段は金桂交換の駒得を果たしました。数手後、和田女流初段も銀取りに△4四桂と返しましたが、桂を動くと角の利きが通ってくるのが悩ましいところで、棋士室では先手ペースと見られています。

Joryu_ouza201807190201_58Murota06 (室田女流二段が駒得の成果を挙げた)