2015年11月 7日 (土)

対局場の「浮月楼」は、徳川幕府第15代将軍徳川慶喜の公邸として造られました。現在は結婚式場として有名です。

Dsc_5022 (一歩中に入ると、都会の喧騒を忘れる庭園が広がっている)

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(浮月楼は静岡駅から徒歩5分)

Dsc_4988 (徳川家康公之像)

Dsc_4984 (竹千代の銅像。竹千代は家康の幼少時の名前だ)

Dsc_4990_2 (わさびソフトクリームが売っていた。最後にツンとくる風味が美味)

対局場の明輝館をご紹介します。

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Dsc_4997 (つくばい。家康公の筆洗いとも言われるが、徳川家康が使ったわけではないようだ)

Dsc_4880 (徳川家康の肖像)

Dsc_4877 (慶喜公の「家蔵千巻の富」。蔵書は宝物、すなわち知識の大切さを説いている)

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(伊藤博文公書、「揚明輝」。「秋の月は輝きを発揚する」という意味で、伊藤博文は浮月楼の名前を見て、陶淵明の漢詩「四時歌」を思い浮かべたと言われている)

14時30分になり、おやつが出されました。

Dsc_5015 (加藤女流王座のスイーツ盛り合わせ、アイスレモンティー)

Dsc_5004 (伊藤女流二段のフルーツ盛り合わせ、アイスティー)

20151107akatouitou38図は▲6四角に△同歩と取り返したところ。藤井九段は後手持ちです。37、38手目棋譜コメントを引用します。

・37手目 ▲6四角

「△同歩が急所です。△同銀ではよくありません。▲4六銀のときに早い攻めがありませんから。△同歩なら▲4六銀のときに△6五歩▲同歩△3九角を狙えるので後手十分です。これはどこにも書いていない秘伝です」と藤井九段。

・38手目△同歩
「おおー、さすがだ」と藤井九段。駒を中央に使うために△6四同銀としたくなるが、後手からの攻めが難しい。なので先手に▲4六銀から▲6一角とされて攻めを狙われたときに反攻しにくい。
29手目のコメントで藤井九段が後手持ちと判定したことを記したが、それはこのあたりの局面が想定されるからとのこと。

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