2019年11月27日 (水)

20191127_57図は14時頃の局面。3八にいた金を2七に上がったところですが、形にとらわれない力強い手が飛び出しました。先手はこのあと▲2六金と上がり、次に▲1一歩成△同玉▲1六歩△同歩▲1五歩が狙い筋になります。西山女王・女流王将は早指しを続けており、残り時間に1時間ほど差がつきました。ここまでの消費時間は西山女王・女流王将が41分、里見女流王座が1時間43分です。

関係者一行が参拝した安積国造(あさかくにつこ)神社について紹介いたします。安積国造神社は成務天皇5年(西暦135年)、比止袮命(ひとねのみこと)が初代の安積国造に任ぜられ、この地を開いたのが起源とされています。境内には「学問の神様」で有名な菅原道真を祀った安積天満宮のほか、同神社の神官の子として生まれた儒教者の安積艮斎(あさかごんさい)の記念館もあります。

【安積国造神社】
http://www.asakakunituko.jp/

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A7304501(安積天満宮)

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対局前日、関係者一行は第3局の成功祈願で安積国造(あさかくにつこ)神社を参拝しました。

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A7303826_4 (こちらは本殿)

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A7303879_3 (里見女流王座)

A7303880_3 (榊を受け取る西山女王・女流王将)

A7303901_3(御神酒を盃に受ける中村修九段)

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13時、対局が再開されました。先に戻ったのは西山女王・女流王将。対局室には新たにヒーターが用意され、里見女流王座側に設置されているヒーターのみ作動していました。

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12時、西山女王・女流王将が17分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲西山33分、△里見1時間5分。昼食は里見女流王座が温かい稲庭うどんのセット、西山女王・女流王将が手打ちそば。対局は13時に再開されます。

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図は11時40分頃の局面。直前の△3五歩も3四に空間を作る大胆な一手でしたが、この△1三角もインパクトのある手です。中村修九段は「理解に苦しみますね」と驚きを隠せない様子。「西山さんの棋風からして、ここで▲4七銀と引く手は指さないでしょう」と続けました。

11時頃、立会人の中村修九段がイベント用の色紙に揮毫していました。その様子を眺めているのはフリーアナウンサーの福山知沙さん。

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A7304634(こちらは日本将棋連盟会長の佐藤康光九段が揮毫した色紙)

11時、両対局者に午前のおやつが出されました。注文は、里見女流王座が「カフェラテ」。西山女王・女流王将が「アイスコーヒー」。ともにスイーツは頼まず、ドリンクのみです。

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対局場の「郡山ビューホテルアネックス」は、1988年に「郡山国際ホテル」として開業。その後、1991年に現在の名称に変更されました。JR東北新幹線郡山駅からは徒歩5分の好立地にあり、利便性は抜群。ホテル内にはレストランやカフェなどの飲食店もあり、設備が充実しています。
2014年10月には第4期女流王座戦五番勝負第1局の加藤桃子女王-西山朋佳奨励会二段戦(肩書きは当時)が行われた場所でもあります。

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