2018年11月 7日 (水)

前夜祭(2)

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(開催の挨拶 株式会社リコー 古島正執行役員)

「昨年に引き続き、再び高知に女流王座戦が戻ってきて大変うれしく、光栄に思います。里見女流王座は女流棋士の中でも最高の成績を誇られます。対する清水女流六段は、常務理事をしながら高勝率で勝たれておられます。激務の中、将棋を勉強する時間の確保も難しいとは思われますが、その中でのタイトル挑戦は本当にすごいと言わざるを得ません。明日は、お客様にも様々な企画をご用意しておりますので、ぜひとも楽しんでいただきたいと思います。昨年も大熱戦でしたが、今年はそれ以上の対局になると祈念いたします」

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(主催者挨拶 公益社団法人日本将棋連盟 森下卓常務理事)

「高知県に初めて訪れたのは約30年前、22歳のときでした。里見さんの師匠である森けい二先生のもとで、若かりし頃の羽生(善治)さん、森内(俊之)さん、先崎(学)さんと焼き肉パーティを盛大にやったのが、非常に懐かしい思い出として残っております。その後、タイトル戦で高知を訪れたときは、羽生さんにきついお灸を据えられた苦い記憶があります。(注:1994年、第20期棋王戦第1局 森下八段●-○羽生棋王)
私も清水先生と同じく常務理事を拝命しているのですが、よく挑戦権を獲得できたなと敬服しております。里見女流王座、清水女流六段には素晴らしい将棋を見せていただいて、高知の皆さまの気持ちをわき立てていただけたらと思います。頑張ってください」

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(開催地挨拶 高知県 尾崎正直知事)

「里見女流王座、清水女流六段、ようこそ高知にお越しくださいました。お二人の強さを、ぜひ高知県の皆さまに見せつけてください。私も将棋の番組が好きでよく見るのですが、プロの凄まじさを本当に感じます。多くの人が生で見れる、体感できるこの素晴らしい機会を与えてくださったことに御礼を申し上げたいと思います。また、リコー様には包括協定を結んでいただきました。そのご縁もありまして今年で2回目の女流王座戦開催となりました。プロ同士の戦いにワクワクしつつ、お二人がそれぞれの力を出しきって、素晴らしい戦いになるよう、ご期待申し上げます」

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(尾崎知事のあいさつに笑みを浮かべる里見香奈女流王座と清水市代女流六段)